山口東京理大で学位記授与式 薬学部1期生ら298人【山陽小野田】
山口東京理科大(望月正隆学長)で18日、学位記授与式が行われた。県内唯一の薬学部1期生ら卒業生と修了生の計298人が、次の舞台へと踏み出した。 卒業生は、工学部が機械工学科53人、電気工学科56人、応用化学科70人の計179人と、2018年度に創設した薬学部から薬学科102人。大学院は博士後期課程2人、修士課程15人の計17人が修了の日を迎えた。 学科、専攻を代表して、工学部機械工学科の下田大樹さん、電気工学科の藤田晋礼さん、応用化学科の松田佳夕さん、薬学部薬学科の木村向日葵さん、大学院工学研究科博士課程の佐伯慶二さんと臺木祥太さん、修士課程の中村輝久さんが、望月学長から学位記を受け取った。 卒業生を代表し、木村さんが「薬学を通して人の健康を守り、地域に貢献との思いで入学した。1期生としての誇りと自覚を持ち、新たな道を全力で歩いていく」と誓った。木村さんは下関市出身で、地元への恩返しを志し4月から防府市の病院で薬剤師として働く。 望月学長は式辞で「コロナ禍で授業スタイルや生活様式が変わったが、皆さんは学びと成長の機会として克服した。これからも予想だにしない転機が訪れるだろうが、優しくたくましい精神で学びの旅を歩み続けて」と期待の言葉を贈った。 池北雅彦理事長は「社会では厳しい環境に身を投じるが、これまでの経験のすべてが新生活に生きていく」などと祝辞を述べた。