「とてもぜいたくで濃い時間」2泊3日で沖縄離島の職場・移住体験 専門資格持つ人材不足解消へ伊是名村が企画 7人が参加
【伊是名】伊是名村内で人材不足が深刻な保育士や栄養士などの専門的な資格を持つ人に移住を考えてもらおうと、村企画政策課が企画した職場体験と移住体験をするイベントが2月18日から2泊3日の日程で行われた。保育士、幼稚園教諭、栄養士、保健師の資格がある人か取得見込みの人が対象で、職場見学や移住体験を通して島での生活を具体的にイメージしてもらおうと募集。学生3人を含む7人が参加した。 【写真】伊是名村民が待ち望んだ初のラーメン店「麺龍」 職場見学では村立保育所、村立幼稚園、保険センター、役場、学童など資格に添った職場に分かれて訪問。職員や子どもたちと交流した。島の歴史や自然や暮らしぶりを知ってもらうために、村公認ガイドが島の名所も案内した。 琉球大学保健学科3年生で保健師を目指す志慶真旺佑さんは「離島の保健医療の現場を見たいと思い、参加した。実際に自分の目で確かめ、話を聞き、改めて離島における保健医療の利点、欠点を学ぶことができた。今回学んだことを生かし、より一層学業に努めたい」と話した。 保育士免許を持ち、島の保育の状況を見ようと参加した喜多見愛里さんは「職場見学や体験に加え、島の歴史や自然、地域の方々と触れ合える機会もあり、島生活のイメージもしやすかった。2泊3日とは思えないくらいとてもぜいたくで濃い時間を過ごせた」と笑顔を見せた。(比嘉靖通信員) (写図説明)伊是名村の移住、職場体験イベントの参加者と伊是名保育所の子どもたち=2月19日