バルカン半島も気温40℃超え 熱源はサハラ砂漠の熱い空気
サラエボ、ボスニアヘルツェゴビナ、6月20日 (AP) ― 猛暑が続くバルカン半島のボスニア・ヘルツェゴビナでは6月19日、日中の気温が40℃近くまで上がり、少なくとも今後3日間はこの暑さが続くと予想されている。 首都サラエボでは、この暑さに観光客が旧市街にある水道の前に並び、冷たい水をペットボトルに補充したり、顔を洗ったりして涼を取る姿が見受けられた。 地元の医師らは、日中の一番暑い時間帯に野外活動を控えるよう、市民に注意を呼び掛けている。 緊急医療現場からは、暑さに関連した症状で入院する患者の増加が報告されている。 「暑さで倒れる患者や、血圧が急に下がって倒れる患者がいます。また、体温が高いため、意識を失うこともあります。この暑さが続けば、救急患者はさらに増える見込みです」と医療従事者が指摘する。 サハラ砂漠からの熱い空気が、乾燥した気候と猛暑をもたらすため、バルカン半島では20日には、気温が40℃を超えると予想されている。 (日本語翻訳・編集 アフロ)