旭川・女子中学生凍死 再調査委が最終報告書を提出 「いじめ対策の道標に」
3年前、旭川で女子中学生が凍死した問題で、きのう、市長直属の再調査委員会が最終報告書を今津寛介市長に答申しました。旭川の当時中学2年だった広瀬爽彩さんは3年前、市内の公園で亡くなっているのが見つかりました。市教委の第三者委員会は、「自殺といじめの因果関係は不明」とする報告書をまとめましたが、これに不満を持った遺族の求めで再調査委員会が設置され、ことし6月、因果関係を認める報告書の概要をまとめていました。今回の最終報告書はこの全文です。 尾木委員長「(報告書が)全国の子どもたちが希望の未来を描けるよういじめの対策の道標となることを願っています」 概要の提出前に第三者委員会の報告書とみられる文書がネット上に流出したため、市の情報管理体制などが確認されるまで全文の報告は見送られていました。市は遺族の意向も踏まえ、今月上旬にも公表版を作成する意向です。