趣里、主演ドラマ『モンスター』で初共演のジェシー（SixTONES）「傍に居て下さるとホッとします」
NHK朝ドラ『ブギウギ』でヒロインの福来スズ子を演じ、日本中を元気にさせてくれた俳優・趣里。今夏シリーズ2が放映された『ブラック・ペアン』では一転、クールな主任看護師を演じ、表現の幅の広さを見せつけてくれた。幼い頃からバレリーナを目指していた彼女が俳優へと転機（チェンジ）となったきっかけとは? 10月14日スタートのドラマ『モンスター』（カンテレ・フジテレビ系）で主演を務め、更なる飛躍を続ける彼女の“THE CHANGE”に迫る──。【第2回/全3回】 【画像】趣里、初共演のジェシー（SixTONES）と写るドラマ『モンスター』のポスタービジュアル NHK朝ドラ『ブギウギ』で国民的歌手を演じた趣里さんだが、最新作『モンスター』では得体の知れないモンスター弁護士・神波亮子を演じる。高校3年生で司法試験に一発合格し、ずば抜けた才能と知識を持ちながらも法曹界には進まずにいた亮子。だが突然、大草圭子法律事務所の所長・大草圭子（YOU）の前に現れ、「弁護士をやってみることにした」と言い出す──そこから物語は始まる。 「亮子は感情を排除して、ゲーム感覚で裁判をするというところがあるんですけど、演じれば演じるほど、実は一番クライアントのことや世の中のことを考えているんじゃないかなって思えてくるんです。それを敢えて表現しないだけであって、世の中で起きていることに対して、冷静に自分の意見を持っている……だけど熱い人なんだなぁっていうことを日々撮影していく中で見つけつつあります」
弁護士らしさって何?
弁護士というと普通はスーツをビシッと着こなし、背筋がピンと張って……というお堅いイメージで亮子からもそんな雰囲気は感じられる。しかし、その一方では衣装からしてどこか型破りな自由さも感じられる。 「それは、逆に言うと、“弁護士らしさって何?”ということだと思うんですよね」 従来の弁護士像とは一線を画す……というところか。弁護士としての職務を着実にクールにこなす亮子だが、コンビニ店員で謎の男という設定の城野（中川翼）の前では、趣里さんはまた違った亮子を演じる。 「亮子は何も気を張らずにすごく素でいられる感じがするんです」 中川さんも「城野と亮子の関係性は親友のそれに近いものがあるような気がします」と語るように、亮子は事務所にいる時や法廷に立つ時とはまた違った顔を見せてくれる。 ところで、本ドラマは趣里さんにとっては『ブギウギ』後の初主演ドラマとなる。 「ちょっと意識するとプレッシャーを感じ易いので、それほど“朝ドラ後だから”とは意識していません。内容がリーガルものなので現場の雰囲気もお堅いかと思いきや、ほんとに素敵な人たちばかりなので、なんだかお正月に家族みんなで会うみたいな雰囲気なんです（笑）」
