【オーストラリア】豪の出張旅行は平均6泊、世界平均のほぼ倍
オーストラリアの出張旅行の期間は平均6泊で、世界平均の3.5泊のほぼ倍に上っていることが、旅行代理店最大手フライトセンターの法人旅行部門コーポレート・トラベラーの最新報告書で明らかになった。背景には、新型コロナウイルスの感染流行前と比べて職場の柔軟性が増す中、多くの出張者が仕事と休暇を組み合わせていることがある。オーストラリアンが伝えた。 コーポレート・トラベラーが2023年10月から2024年3月までの法人顧客による航空券の予約データを分析したところ、出張先で滞在期間を延長して業務が終わった後にレジャーを楽しむ「ブレジャー(Bleisure)」の平均滞在期間が5%長くなったことが分かったという。 同社のマネジングディレクターのトム・ウォリー氏は、オーストラリアでは新型コロナ以前には出張とレジャーを組み合わせるのはぜいたくなことだと考えられていたが、企業は現在、出張時にレジャーを楽しむことや、業務終了後に家族とともに休暇を過ごすことは職場でのウェルネスを築くための素晴らしい方法だと気づいたと指摘している。 米グローバルビジネストラベル協会(GBTA)の統計によると、出張者の62%はコロナ禍前の19年よりも出張とレジャーを組み合わせているという。