【日本ハム】ゴールデン・グラブ獲得の万波をおびやかす外野手は現れるか 注目集める「選手の名前」
2年連続リーグ最下位から巻き返しを図る日本ハム。今オフはFA戦線で他球団との激しい争奪戦の末にオリックスから左腕・山崎福也を獲得。多くの助っ人を加えたことなどからも、上位浮上に向け、並々ならぬ熱意を感じる。 新庄剛志監督にとってもいよいよ勝負を賭ける就任3年目シーズンで、キーマンとなりそうなのは昨年、大きく飛躍を果たした万波中正だろう。 昨年は141試合に出場、リーグ10位の打率・265、25本塁打をマーク、トップとは1本差とわずかに届かなかったが、本塁打王争いをくり広げるなどいよいよ大器覚醒かと期待を集める。 守備では主に右翼を守り、強肩を生かした守備でたびたびチームを救った。プロ入り5年目シーズンで初のゴールデン・グラブを獲得、パ・リーグのベストナインにも選ばれるなど、主力選手として存在感を示した。 果たして2023シーズン、113試合に右翼でスタメン出場を果たした万波に「待った」をかける選手は現れるのか。し烈な外野手争いで注目の存在は矢沢宏太だ。 二刀流ルーキーとして話題も集め、期待された昨年は投手として2試合に登板。野手としては37試合に出場し、打率.177、1本塁打、4打点の成績を残した。右翼では16試合に先発出場した。 二刀流という特殊なポジションに挑戦する中で、野手としては持ち前の強肩に加え、50メートル5秒8の俊足を活かし、好プレーも多くみられた。 長打力に加え、走力も兼ね備わっているとなれば、指揮官好みの選手ともいえる。さらなるスキルアップをはかり、今季は外野手として万波を脅かす存在となれるか。成長を期待したい。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]