愛知県出身の22歳と滋賀県出身の21歳がペルー1部リーグで対戦へ…ともに次世代のペルーを担う存在
愛知県出身の22歳と滋賀県出身の21歳がリーガ1(ペルー1部リーグ)で激突する可能性が高いようだ。26日、ペルーメディアの『リベロ』や『モビスター・デポルテス』などが報じている。 リーガ1後期リーグ第13節が27日に開催され、ペルー代表DFノリエガ・エリックが所属の後期2位アリアンサ・リマと元U-20ペルー代表MFケンジ・ジオバンニ・ナカムラ・カブレラが所属する同5位メルガールが対戦する予定となっている。 アリアンサに所属するノリエガ・エリックは愛知県に生まれの22歳。6歳で両親の故郷であるペルーに生活の拠点を移すと同国名門アリアンサの下部組織でキャプテンとしてプレーした。しかしその後、家族の都合により中学3年生で再来日すると、ペルーと異なる言語や文化への適応や、チームがなかなか見つからないなどの困難を乗り越え、2020年に清水エスパルスユースから同クラブのトップチームに加入した。 だが、エリックは清水では出場機会に恵まれず2021年末に同クラブを退団すると、無所属期間やドイツ4部リーグでのプレーなど紆余曲折を経て、ペルーに帰還。U-23ペルー代表としてパリオリンピック2024(パリ五輪)南米予選全試合に出場すると、ペルー代表としても親善試合1試合に出場した。そして、6月末にアリアンサと契約すると、リーガ1後期開幕節からスタメン出場を果たし、これまでセンターバックやサイドバックとして12節中11試合に出場。ペルー名門の主力として活躍を続けており、現地メディアが選ぶ次節メルガール戦の予想スタメンに入っている。 一方、メルガールの予想スタメンに入っている日系ペルー人ケンジ・カブレラは滋賀県生まれの21歳。中盤の攻撃的なポジションを主戦場とし、今季はこれまで24試合に出場し4ゴール6アシストを記録するなど主力として活躍している。またコパ・リベルタドーレス5試合、コパ・スダメリカーナで8試合に出場するなどクラブの国際大会も経験し、U-20ペルー代表として14試合に出場しペルー代表の予備リスト入りを果たすなど代表レベルでも活躍している。 ともに日本で生まれ、ペルー代表の次世代を担うと注目されるふたりが、ペルーの最高峰リーグで激突することが期待されている。
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