海自隊員を免職処分 部下をどう喝 10万円を脅し取る 広島
海上自衛隊は、部下を恫喝したうえ現金10万円を脅し取ったとして40代の隊員を免職処分にしたことを明らかにしました。 海上自衛隊によりますと、第1術科学校の総務部に勤務していた男性隊員(40代)は2022年7月、官舎で同じ部屋に住む部下の男性隊員の言動に腹を立て約3時間にわたって恫喝しました。 さらに、「このまま怒られ続けるか、10万円を払うか」などと言い、現金を脅し取ったということです。 去年1月に実施されたハラスメントアンケートに被害者が記入したことで発覚しました。 海上自衛隊によりますと被害者に対する指導は2年以上続いていて、男性隊員は「指導に費やした労力を無駄にしたことに対する対価を求めてしまった」と話しているということです。 海上自衛隊は9月13日付で男性隊員を免職処分としました。 海上自衛隊第1術科学校長 石巻義康海将補は「服務事案の防止について取り組んでいる中で、当隊隊員がこのような事案を生起させたことについて大変重く受け止めている。引き続き、厳正な規律を保持させるよう教育・指導を継続していくとともに同種事案の再発防止に努めていく」とコメントしています。