青学大・原晋監督、6年ぶりVへ『イーゴ大作戦』発令…「いい作戦を考えましたよ」全日本大学駅伝・前日会見
全日本大学駅伝(3日、熱田神宮~伊勢神宮=8区間106・8キロ)の前日記者会見が2日、名古屋市内で開かれ、前回大会2位の青学大・原晋監督が出席。恒例の作戦名を「イーゴ大作戦」と発表した。 ◆青学大のマスコットキャラクター「EAGO」【写真】 6年ぶり3度目の優勝を習う原監督が「いい作戦を考えましたよ」と切り出した。11月16日に創立150周年を迎えるという同大学には、ワシをモチーフとしたのマスコットキャラクター「EAGO(イーゴ)」がある。「ワシのように高く飛び、いくら飛んでも疲れない走りで伊勢路を駆け抜けていきたいと思っている」と宣言し、「イーゴ大作戦」を発令した。会見場から作戦名の確認を求める声が上がると、「『いいゴール』を目指していきたい。高く、強く、イーグルのごとく羽ばたいて、最後はいいゴールを」と強調した。 レースについては1区で積極的に仕掛けるかどうか見極める姿勢を見せた上で、今季好調の2区・鶴川正也(4年)の名前を挙げた。「ここ(2区)でトップに立ち、後続を引き離していけば、おのずといい流れができるのかな」と述べた。太田蒼生、黒田朝日ら実力者が補員となっていることには「(当日エントリー変更で)一応3枚替えを考えている。(開催地には出走予定の)8人の登録選手しか連れてきていない。選手たちは自覚を持って各区間に向かっています」と、覚悟を持って送り出す姿勢を示した。 前回大会は、名古屋市内を走る1区と2区序盤までに先行し、レースを優位に進める狙いで「名古屋大作戦」を発令。1位・駒大から3分34秒遅れの5時間12分34秒で2位。今年10月の出雲駅伝では2時間10分24秒で、国学院大、駒大に次ぐ3位だった。 ◆「EAGO」(イーゴ) 青山学院大学開設50周年を迎えた1999年に誕生したマスコット。伝統を形象化し、愛校心の高揚をはかる目的で選定された。聖書に登場する動物の中から「鷲(イーグル)」をテーマにデザインが公募された。
中日スポーツ