免許証の写真で「5年分の変化」に衝撃…!息子の「慰めの言葉」でとどめを刺された
先月放送された「ニッポン人の頭の中」(日本テレビ系)で、10~60代の女性が「変えたい」と検索していることの世代別ランキング(※)が取り上げられた際、20代と30代の中で1位だったのが「免許証の写真」でした。免許証の写真は、40代と50代の中でも2位と上位にあり、幅広い年代で多くの女性が「変えたいもの」「納得がいっていないもの」と捉えられていることが窺えます。 【漫画を読む】小4の息子のまさかの「慰めの言葉」… イラストレーターの横峰沙弥香さんも最近、5年ぶりに更新した免許証の写真を見て衝撃を受けたそう。 2児の母である横峰さんが子育ての切なさを、架空のスナック「スナック千代子」のピスタ千代子ママとしてつぶやく4コマ漫画連載「スナック千代子へいらっしゃい」(毎月第1・3日曜日に配信)。今回は、免許証の写真で自分の「5年分の変化」を目の当たりにした横峰さんに、小4の息子さんが慰めの言葉をかけてくれたときのエピソードを漫画と共に綴ってくれました。 =============== ※Yahoo!JAPANの検索履歴データ(ヤフー・データソリューション 2023年2月6日から直近1年で調査)より ===============
「かわいい」をつければいいと思っている息子
歳を重ねることに対してネガティブな感情は持っていないし、なんなら年々楽しさが増しているわたくし。いつだったか、この連載でもそんなテーマを扱ったことがありました(過去記事:「ママはどうしてずっと40歳なの?」アラフォー女性が年齢をサバ読み続けた「意外な理由」)。 とはいえ、そんな悠長なことを言ってられたのも、日々ゆっくり歳をとっていることで見た目の変化がわかりづらいから。先日、運転免許の更新で5年分の変化をフィルターなしの画像でドカンと見せつけられたときには、さすがの私もビビりました。人様に読んでいただくための文章のなかで「ビビる」なんてそんな言葉……って思うでしょ? 実際あれは、ビビるとしか表現ができません。全ての語彙力をかっさらって行く衝撃! ショックを受けていると、小4の息子・まめ(愛称)がスッと寄り添ってきました。「いかにして日々をハンサムに生きるか」を追求している彼は、女性を慰めるチャンスを逃しません。たとえ相手が母親であったとしても、です(ハンサムに生きるきっかけが綴られた記事はこちら:「学校を理由なく休める権利」が小学生の息子にもたらした意外な効果)。 「そんなにショックを受けないで」 優しく語りかけてくるまめ。 「ママはまだ……ほら、初老じゃん!」 初老。 「そうだよ! まだ年寄りとかじゃない! 初老だよ!! かわいい初老」 かわいい初老ってなんだよ。 思い返してみればまめが、ハンサムを追求する活動(ハンサム活動略してハム活)の一環で、父親にあれこれと教えを乞うシーンを見かけたことがあります。気持ちを正しく伝えるために、語彙力を増やしたいとかなんとか言っていましたが、仕込まれたのは「あたまに『かわいい』をつければとりあえずオッケー」というテクニックだったのでは……。 まあ、昔は私の年齢(40歳)は「初老」と言われていたみたいですし、そこに「かわいい」をつけてくれるのであればやぶさかではありません。「かわいい初老」。むしろちょっと、お気に入りのワードになりました。
横峰 沙弥香