「“子育てに協力的”という言葉は好きじゃない」高橋真麻が母になって感じた夫への尊敬も家事分担は「100:0」のワケ
4歳と1歳のお子さんをもつ高橋真麻さん。子育ては「義務と作業」だと思っていた感覚が、夫の行動を通して一変していったそうで ── 。(全5回中の1回) 【画像】「正座の後ろ姿がかわいい」娘と一緒に料理を作る高橋真麻さんの子育て写真(全12枚)
■送り迎えは親の義務、作業だと思っていたが ── 2019年に長女、2022年に息子を出産されました。2人のお子さんに恵まれましたが、夫婦で決めている“子育てのルール”はありますか? 高橋さん:子どもが生まれたときに、夫婦で決めた約束が2つあります。1つ目は「子どもに赤ちゃん言葉を使わない」ということ。子どもは舌足らずだから「~でしゅ」と言ってしまうだけで、きちんとした言語を習得させる為には本来、親が正しい日本語をしゃべっていないとダメなので、赤ちゃん言葉は使わないようにしていますね。
2つ目は、子どもの前でお互いの悪口を言わないこと。子どもにとって、どちらも大事な親なので、混乱させたり、心を痛めるようなことは絶対にやめようね、と。この2つを夫婦の子育てルールにしています。 夫はもともと幼児教育に携わっていたので知識が豊富で、子育てにもとても協力的で助かります。ただ、夫に言わせれば、この「協力的」という言葉が納得いかないらしく、「協力してるんじゃなくて、一緒にやっている」と言います。
── パートナーが子育てに対して、そうした意識を持っていてくれると助かりますね。 高橋さん:そうなんですよ。実をいうと、夫のことはものすごく好きですが、自分が母になるまでそこまで尊敬の感情はもっていなかったんです(笑)。でも、子どもが生まれてから、彼をものすごくリスペクトするようになったんです。 ── それはなぜでしょう? 高橋さん:彼は、子育てにおいて、私にはない視点をたくさん持っているんです。まず驚いたのが、保育園への送り迎えでした。私としては、仕事も家事もあるので、いかに最短ルートで効率的に送り届けるかで頭がいっぱい。送り迎えは親の義務という感覚で、「作業」のひとつにすぎなかったんです。でも、夫は違いました。