【M-1】マユリカが敗者復活制し決勝へ 異例の決選投票でインディアンス下す
「M-1グランプリ2024」への出場権を懸けた敗者復活戦が22日、都内で行われ、マユリカが異例の決選投票にもつれる激戦の末、午後6時30分からテレビ朝日系で生放送される決勝へ2年連続で駒を進めた。 【写真あり】2年連続敗者復活で敗退となったオズワルド 敗者復活戦は準決勝で敗れた組のうち、21組が出場し、7組ずつA、B、Cの3ブロックに分かれてネタを披露。各組最上位の組が芸人審査員による最終審査の末、決勝に進む1組を決めた。 Aブロックは金魚番長が制した。ボケの箕輪智征(30)が、上達したと豪語する英語力でクセのある単語を連発し、ツッコミの古市勇介(30)を混乱に陥れる漫才を披露。昨年決勝進出のダンビラムーチョ、さらに2年連続決勝のカベポスターと実力派コンビを次々と破って突破した。 Bブロックはマユリカが4番手で登場。舞妓になりたい女の子(中谷)が先輩(阪本)から指導を受けるも、その品のなさにツッコミを連発するネタを披露し、男性ブランコなどを下して勝ち抜けた。 Cブロックは、インディアンスが勝ち抜けた。田渕章裕(39)が、きむ(36)の漫才のクセを、ウルトラマンの挙動などと合わせていじり倒す漫才を披露。強豪オズワルドを破ったスタミナパンなどに競り勝った。 3組による芸人審査員の最終審査では、インディアンスとマユリカが5票中2票ずつを取り合い、規定により上位2組による決選投票へ。マユリカが3票を獲得して競り勝った。マユリカの決勝進出は2年連続。中谷は「やった~!!」と雄叫びを上げてガッツポーズ。阪本は信じられないといった様子で立ち尽くした。2人はMCの陣内智則に促されるように、大急ぎで決勝会場の東京・六本木テレビ朝日に向かった。 過去に敗者復活から頂点を極めたのは、07年のサンドウィッチマン、15年のトレンディエンジェルの2組。マユリカが史上3組目の敗者復活Vなるか、注目される。 敗者復活戦出場組は、Aブロックがカベポスター、十九人、金魚番長、ドンデコルテ、フースーヤ、今夜も星が綺麗、ダンビラムーチョ。Bブロックがマユリカ、家族チャーハン、ナイチンゲールダンス、カラタチ、男性ブランコ、滝音、豪快キャプテン。Cブロックがシシガシラ、ひつじねいり、例えば炎、オズワルド、インディアンス、豆鉄砲、スタミナパン。司会は陣内智則と齋藤飛鳥。芸人審査員を井口浩之(ウエストランド)久保田かずのぶ(とろサーモン)斎藤司(トレンディエンジェル)野田クリスタル(マヂカルラブリー)渡辺隆(錦鯉)が、それぞれ担当した。 20回の節目を迎えた今年のM-1は、史上最多1万330組がエントリー。8月から1回戦がスタートした。3回戦では資格最終年の人気コンビ・モグライダーや、エルフ、土佐兄弟、すゑひろがりずなどが敗退。準々決勝でも最後の挑戦となったロングコートダディが敗れたほか、ミキ、東京ホテイソン、ヨネダ2000、からし蓮根なども姿を消した。 決勝は真空ジェシカ、トム・ブラウン、ヤーレンズ、エバース、ダイタク、令和ロマン、ママタルト、バッテリィズ、ジョックロック、マユリカで争われる。司会は今田耕司と上戸彩、審査員は若林正恭(オードリー)山内健司(かまいたち)柴田英嗣(アンタッチャブル)哲夫(笑い飯)石田明(NON STYLE)礼二(中川家)博多大吉(博多華丸・大吉)塙宣之(ナイツ)海原ともこ(海原やすよ ともこ)が務める。