現職優位、移民対応が争点に ドミニカ共和国で大統領選
【サンパウロ共同】カリブ海のドミニカ共和国で19日、大統領選が行われる。9人が立候補し、世論調査では再選を目指す中道左派、現代革命党の現職ルイス・アビナデル大統領(56)が優位に立っている。治安が極度に悪化する陸続きの隣国ハイチから押し寄せる移民への対応などが争点。 アビナデル政権は治安悪化を警戒し、ハイチとの国境に壁の建設を開始した。難民キャンプの設置を容認せず、不法滞在するハイチ人の強制送還を続けるなど厳しい姿勢を取る。 最近の世論調査ではアビナデル氏が支持率60%でリード。過去3期大統領を務めた左派、国民勢力党のレオネル・フェルナンデス氏(70)が25%で続く。