40歳派遣社員で「年収240万円」です。派遣先から「月給は変わらないけど、ボーナスが2ヶ月分付く正社員」への転換を提案されましたが、正直収入が低いのが心配です。いっそ転職したほうがいいですか…?
転職や副業も検討する
収入面では同一事業所に派遣できる期間が原則3年までとなっている派遣社員と異なり、同じ職場で期限なく働けることが多い正社員の立場は魅力的です。 合計40万円程度とはいえボーナスも付き、福利厚生サービスも増えて待遇面としては今より良くなるかもしれません。ただし収入規模が劇的に拡大されるわけではないため「正社員になれたから安心」とは限らない点に注意する必要があります。 支出面では、もちろん家計管理を徹底して無駄を省き、節約に努めることも大切ですが限界もあります。年齢にかかわらず生活費は発生し続け、さきほどの総務省の家計調査報告では65歳以降も月に最低15万円はかかるとされています。 これらを総合的に考慮すると、提示された正社員の仕事のみで生活を維持するのは困難といえるかもしれません。収入が高い別の仕事を探して転職するか、いまの職場で働きながら副業に取り組み、全体的な収入を増やしていくことが重要といえるでしょう。
まとめ
本記事では派遣社員から正社員への転換を提案された場合、基本給が変わらず賞与2ヶ月がつくだけで受け入れても大丈夫なのか、転職したほうがいいのかを解説しました。 提示された条件で働くだけでは将来的に生活を維持するのは難しいとも考えられるため、本業のみで働く場合は転職する、転職しない場合は副業で収入源を増やすことも検討する必要があるかもしれません。 出典 国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告 総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2022年(令和4年)平均結果の概要 厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和5年12月分結果速報 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部