柏木由紀「30年経っても、『柏木由紀ってアイドルだよね』と言ってもらえるような活動を」
今のAKB48が最強で最高
アンコールではピンクのドレスで登場した柏木。「私は中学3年生のときにAKB48のオーディションに合格して、アイドルになるという夢を叶えた日から今日までの17年間、毎日が本当に夢のようで幸せな日々でした。今こうしてたくさんのファンの皆さんの前で卒業コンサートをすることができて、夢じゃなかったんだなって実感しています」と、観客を見渡しながら感謝を伝えた。続けて、「その17年間で本当にいろいろなAKB48を見てきて、活動してきましたが、どの時代もそのときのAKB48が一番だと思ってやってきたし、今のAKB48が最強で最高だと心の底から思っています。それでもグループに歴史がある分、心ないことを言う人がいるかもしれません。そんなときはファンの皆さんがメンバーの味方でいてくれたら嬉しいなと思います。これからもどうかAKB48を温かく見守ってください」と呼び掛けると、会場からは惜しみない拍手が送られた。 卒業ソング「最後の最後まで」では歌唱中に感極まって詰まる瞬間もあったが、現役・OGと一緒に「桜の花びらたち」「遠距離ポスター」をパフォーマンスするときには笑顔でファンの声援に最後まで応えた。 コンサート後に行われた囲み会見で、柏木は「アイドルという職業は自分にとって天職」と語る。今後の活動についても、「私のことを応援してくれてるファンのみなさんの前ではアイドルを続けていきたいという思いはあるので、臨機応変に(笑)。10年、20年、30年経っても、『柏木由紀ってアイドルだよね』と言ってもらえるような活動はファンの方が応援してくださる限り続けていきたい」と生涯アイドル宣言で、報道陣を沸かせた。 取材・文/吉岡 俊 撮影/後藤 巧
日刊SPA!