千倉小に大谷グラブ届く 南房総(千葉県)
南房総市の小学校6校で9日、メジャーリーガーの大谷翔平選手=ロサンゼルス・ドジャース=から寄贈された野球グローブがお披露目された。グローブとともに「野球しようぜ」などのメッセージが添えられていて、子どもたちは「野球をやってみたい」などと心を躍らせていた。 大谷選手が令和5年11月に自身のSNSで、日本国内の全ての小学校に3つずつ、約6万個のグローブを寄贈することを発表。同市教育委員会には4日に届き、各校へ振り分けられた。 千倉小学校(義道俊文校長)ではこの日、全校児童309人がそろう3学期の始業式に合わせて、贈呈式が行われた。岡本泰彦教頭が「野球しようぜ」「次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルに」という大谷選手からのメッセージを代読。義道校長が児童代表3人に手渡した。 義道校長は「大谷選手の夢とつながっているグローブがここにあるということは、とても誇らしいこと。皆さんも夢に向かって頑張ってほしい」と話した。 受け取った吉田寧々さん(6年)、渡邊紗羽さん(同)、松﨑あい奈さん(5年)の3人は、大谷選手への感謝と「みんなで仲良く使いましょう」と全校児童に呼び掛けた。 3人は「大谷選手はアメリカで活躍しているのに、日本の子どもたちのことを考えてくれていてすごい」と尊敬のまなざし。野球をやったことがないという吉田さんは「初めて触ったグローブが大谷選手から贈られたグローブで、とてもうれしい。野球をやってみたくなった」と大谷選手の思いをしっかりと受け取った。 同校では贈られたグローブを、児童らが触れたり使ったりできるよう、活用方法を考えていくという。