横浜DeNAベイスターズ・東克樹(C)産経新聞社

3月8日～10日に行われるプロ野球オープン戦の見どころを紹介。ここでは3カードをピックアップする。

横浜DeNAベイスターズ vs 北海道日本ハムファイターズ（3月8日）

DeNAの注目は開幕投手を務めることが発表された東克樹。昨シーズンは最多勝、最高勝率、ベストナイン、ゴールデングラブ賞に輝くなど、自身最高のシーズンとなった。ここまで対外試合では2試合で5回無失点と好投しており、8日の試合でも順調な調整ぶりを見せたい。 一方の日本ハムは、先発ローテーション入りを狙う北山亘基が先発する。当初は6日の西武戦に先発予定だったが、雨によるスライド登板となった。難しい調整を強いられることになるが、対応力の高さを見せてアピールしたい。

千葉ロッテマリーンズ vs 福岡ソフトバンクホークス（3月8日～10日）

ロッテの注目は佐々木朗希。3日の西武戦では2回2安打1失点。奪三振はなかったものの、最速157キロを計測した。既に吉井理人監督が開幕3戦目での先発を名言しており、今季は中6日で日曜日に登板するローテとなりそうだ。 一方のソフトバンクは、甲斐拓也に注目。現在対外試合では3試合連続本塁打を放つなど打撃絶好調。ここ数年間は打率2割台前半に低迷しているが、今季はバットでもチームに貢献してくれそうだ。

阪神タイガース vs 東京ヤクルトスワローズ（3月8日～9日）

阪神は2年連続の開幕投手に指名された青柳晃洋に注目。2月17日の楽天戦で右臀部の張りを訴えてその後は実戦登板がなかったが、7日に岡田彰布監督が名言した。8日の試合では先発予定となっており、開幕へ向けて万全をアピールしたい。 一方のヤクルトは、8日の先発が予定されている石川雅規に注目。プロ23年目、球界最年長の44歳左腕は、今年も春季キャンプから精力的に練習に取り組んできた。2月24日の阪神戦では2回を無安打無失点と好投。シーズンではプロ野球新記録となる新人から23年連続勝利を掴むべく、順調な仕上がりを見せられるか。