「意識・強さ・鋭さが見られた初日」 J1復帰へ甲府が始動 初の全体練習は強度高く 山梨
サッカーJ2・ヴァンフォーレ甲府は8日、山梨県韮崎市で今季初の全体練習を実施。就任2年目の大塚真司監督(49)の下、J1昇格を目指して新チームを始動させました。 【写真を見る】新シーズンへ 活気みなぎる練習 選手の表情 午前10時から韮崎中央公園で行われた初練習には、MFヘナト・アウグスト選手(32)を除く選手たちが参加。始動初日としては例年以上に強度の高い練習で汗を流しました。
大塚監督 「(シーズンが)『始まるんだぞ』というよりも『始まったんだぞ』ということを選手たちにトレーニングメニューを通じて意識してほしかった。そういった意味では選手の意欲、意識、強さ、鋭さが見られていい初日だった」
甲府は昨季14位。54得点とリーグ屈指の得点力を誇った一方、失点はリーグで5番目に多い56と、攻守のバランスに苦しみました。 今季はJ1クラブから石川慧選手(32)、東ジョン選手(22)の、実績豊富なGK2人が加入。 さらに、DFではかつて甲府で主将を務めた小出悠太選手(30)が復帰。J1柏からは守備力に定評のある土屋巧選手(21)も加わり、堅守再建に期待がかかります。
大塚監督 「ボランチとセンターバックができる選手も加入してくれた。その選手にはゴールを守る部分に期待したい。チーム全体で失点を減らしていく、より相手コートでプレーすることを心掛けて、キャンプを通じてトレーニングしていきたい」
一方、攻撃陣ではJ1広島から富士川町出身の柏好文選手(37)が復帰したほか、J1に昇格した岡山でエースナンバー10を背負った田中雄大選手(25)が加入。 昨季チーム3位の6得点を挙げた鳥海芳樹選手(26)も、新たな戦力とともにゴール量産を目指します。
鳥海選手 「非常に技術の高い選手が多いので、いいコンビネーションからゴールを奪いたい。甲府はJ1にいなくてはいけないチームだと思っている。J1昇格を目指して、一つでも多くのゴールを決めてチームを勝利に導きたい」