「タカアンドトシ」のタカ（左）とトシ

　お笑いコンビ「タカアンドトシ」が、21日放送のフジテレビ系「だれかtoなかい」（金曜後9・00）にゲスト出演し、定番ギャグの誕生をめぐり口論を繰り広げる一幕があった。 　タカ（48）が繰り出すボケに、トシ（47）が頭をはたきながら延々と「欧米か！」とツッコミ続けるギャグが大ウケし、07年の「ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされた。 　当時、M－1グランプリは最高で準決勝止まり。タカは「ウケるのに行けない。何がいけないのか。“特徴がない。うまいんだけどね”みたいに言われたんです」と話し、当時から定番ギャグの必要性を感じていたという。そこで「何かインパクトを残そうと思って、キャッチーな。同じフレーズのツッコミを何回かしつこくやるみたいなのができてたんですよ、システムが」と、「欧米か！」の原型が生み出されたいきさつを明かした。さらに「“ワンフレーズでいくのはおもしろいから作ろうよ”って、そのシステムを作ったのは俺なんですよ」と主張。「最初は断ったんです、こいつ（トシ）が」ともぶっちゃけた。 　しかし、この後の説明から、2人の証言が食い違っていく。タカによると、最初にできたのは「昔か！」というツッコミが連発されるパターン。「そこの部分がすごくウケたんです。これはいけるぞ！ってなって」。ところが、タカの熱弁をトシは「全部うそなんです」とすべてひっくり返し、スタジオを混乱に陥れた。 　トシが「昔か！っていうのはあったんですよ。でもそんなウケてないの」と話すと、タカは「ウケてたろ？こいつ、うそついてる、お前！」と反論。逆にタカが「最初はこいつが“何だよ、このツッコミ”と言ったのを覚えてる」と証言すると、今度はトシが「ひどいです、こいつ」と否定した。 　堂々めぐりになる2人のトークに、しびれを切らした中居正広は「“欧米か！”はどこからデビューしたのか聞いてるの！」と2人に尋ねた。すると、トシが「“欧米か！”は俺が作ったんですよ。でも、それを言われるのが（タカは）嫌なんですよ。それが悔しいんですよ」とチクリ。タカは「ワードはこいつが作ってきたけど、ただシステムは私が作った！私のシステムにモデルを付けてくれた」と、譲らなかった。