花の新品種 ベスト5決定 フラワー・オブ・ザ・イヤー2023
ジャパンフラワーセレクション実行協議会(事務局・日本花普及センター)は13日、最も優れた花きの新品種を選ぶ「日本フラワー・オブ・ザ・イヤー2023」の最優秀賞を発表した。切り花部門は、カネコ種苗(群馬県)のトルコギキョウ「エグゼアンティークピンク」を選んだ。 【画像】最優秀 他の4品種は 「エグゼアンティークピンク」は、赤みの強いアンティークカラーの中大輪品種。「シックでありながら華やかさもあり、時流にマッチした雰囲気が見事」と評価を受けた。 鉢物部門では、ハクサン(愛知県)のシクラメン「イリュージア ピンクラテ」を選出した。従来品種と違い上向きで咲くピンク色の花がサクラを思わせ、独創性と新規性に富む点が評価された。 ガーデニング部門では、同社のフロックス「オープニングアクト ピンクアドット」、同社のブッドレア「パグスター アメジスト」、サントリーフラワーズ(東京都)のペチュニア「サフィニアプチ さくらもこもこ」の3点を選んだ。それぞれ、消費者ニーズを満たす見た目に加えて耐暑性が高く、育てやすさも評価を受けた。 部門別に卸や小売り、学識経験者などが、品種特性や消費者目線での扱いやすさなどを評価した。
日本農業新聞