小池都知事の定例会見 (8月12日、全文1)全庁横断型の都政改革本部を設置
築地市場の豊洲移転に関して
2つ目でありますけれども、ご承知のようにこのあと、この会見終了後でありますけれども、ただちに築地市場の豊洲移転に関します、当事者の皆さま方からヒアリングを行わせていただきます。関係者の合意形成に長年ご苦労された方々もおられますし、また、私が先の都知事選のさなかに築地市場を訪れました際に数々の要望書、具体的な要望もいただきました。そういった方々からご意見を伺うということといたしております。 ちなみに知事が直接この問題で築地の関係者、豊洲の移転に関わる方々から直接ヒアリングをするのは初めてのことであります。しっかりと率直なご意見を伺わせていただくということになりますが、ぜひ皆さま方にも冒頭の、頭撮りの取材ということで、今日はご理解をいただき、それはできるだけ皆さま方から、関係者の方々から、できるだけ本音の話を私もじっくり伺わせていただこうと考えておりますので、ご協力のほどよろしくお願いを申し上げます。 なお、築地と豊洲に関しましてはリオの出発前、慌ただしいんですけれども現地視察、休場の日でもあるんですけれども、実際のどのような建て付けになっているのかも含めて、私、見てまいりたいと考えております。
水不足について、特別秘書について
それから3番目が、水不足が大変懸念されている中で、都民の皆さま方にご協力をいただかなければならない。この水不足でありますけれども、まずこの冬は記録的に雪が少なかった。それから、なおかつ平年よりも雪解けが早かった。それから5月の雨でございますが例年の、平年の半分しか降らなかった。結果として今、水不足状態になりつつある。で、ご覧のように東京の貴重な水がめであります利根川水系、この上流の貯水量は平年を大きく下回っております。6月16日の時点からすでに10%の取水制限が実施されているところであります。それから現在も貯水量は平年の約7割という少ない状態になっておりまして、今後の雨の量によっては、平成8年、このときも大変厳しい状況になったわけでございますけれども、この点についてご協力を求めなければなりません。 で、現在の貯水量は約2億トン。それが約1.5億トンにまで少なくなってしまったときには、現在の10%をさらに強めて20%ということにさせていただきます。そして現在、都民の皆さま方に節水であるとかこのデジタルサイネージ、ホームページなどで皆さま方に1日10リットルの節水をお願いをしているところでございまして、これも1人1人の水の出し方なんてあんまり関係ないと思われるかもしれませんが、オール東京になりますと大変な量になりますので、お1人、お1人のご協力をお願いしたいということでございます。そこでこのような動画。 女性:動画を、はい。 小池:はい。はい。私のほうから。 (動画) 小池:東京都知事の小池百合子です。首都東京の貴重な水がめである利根川上流のダムの貯水量が例年を大きく下回っていて、今後も予断を許さない状況です。都の水の使用量の7割が家庭で使われています。そこで都民の皆さまへの願いです。毎日の暮らしの中に、ちょっとした工夫でできる節水、ご協力をお願いいたします。 具体的には歯磨きの際には水を流しっぱなしにしない。コップに水をくんでください。1日2回で計10リットルの節水になります。また、シャワーを使用する際にはこまめに止めてください。シャワーを1分間止めることで12リットルの節水になります。この夏の水不足、乗り切るためには都民の皆さま1人1人の節水、ぜひとも必要です。ご協力をお願いいたします。 (動画 終了) 小池:ということで私から直接のメッセージという、このような動画を作ったところでございます。ちなみに10リットルというのはここに「東京水」、置いてありますけれども、これ500ミリリットルですから20本分ということになります。なんかこうやって歯磨きを持ったり、シャワーを持ったりしてると、テレビ通販みたいになってるかもしれませんけども、でも、こうやってお1人、お1人にメッセージが届くようにこれからもいろんな工夫をしてまいりたいと思います。 例えばトイレの、タンク型のトイレのところには1本、この2リッターのペットボトルを少し入れておく。あんまり多すぎると計算が狂っちゃうので、かえって水の流れが悪くなって、別の問題引き起こしますけど、今、いろんな工夫がありますので、まず皆さんに意識していただくということが重要かと思っておりますので、こういう形で始めたわけでございます。まずは隗より始めよ、で皆さんからもよろしくお願いをいたします。 それから最後でありますけれども、最後に私、もう1人、特別秘書が枠がございます。もうすでに皆さま方も報道なさったとおりでございますが、宮地美陽子さんを使命をいたしました。元読売新聞の記者で皆さま方の同僚ということで、いろいろこれから知事室との、メディアの皆さま方との、クラブの皆さま方の接点ともなるかと思いますので、よろしくお願いいたします。なお、初めての知事の特別秘書、女性ということになります。待機児童対策など、さまざまな政策的課題に当たってもらうという、このような考え方でございます。 以上、4点、ばたばたとお伝えしましたけれども、私のほうからのご報告とさせていただきます。それでは、どうぞ。 ※小池都知事の定例会見 (8月12日、全文2)へ続く