手のひらサイズの「豆えほん」 一冊ずつ思いを込めて福岡県福津市から
「糸を通す小さな穴を開けるには、たこ焼きピックが最適」「スプーンの背でこすると、ページの折り目がしっかりつく」――。使う道具はどれも身近にあるもの。製作の工程や工夫を知れば知るほど、小さな本に詰まったこだわりに驚くばかりです。
全国の書店に広めたい!
豆えほんはネット販売のほか、手に取って選べる書店も福岡県内にあります。JR香椎駅(福岡市東区)そばの「テントセンブックス」は、豆えほんコーナーを設置。店によると、孫へのプレゼントだったり、海外の人が買い求めたりするそうです。 紙の出版物が苦戦する中、子どもから大人まで幅広く楽しめる絵本の人気は堅調とのこと。豆えほんはストーリーに加え、見た目の個性も際立ちます。インテリア雑貨としてコレクションする楽しみもあります。かわばたさんは「全国の書店に豆えほんを置いてもらえるよう、もっと広めていきたい」と語ります。
福岡県小竹町の「絵本館 木のうた」は、豆えほんの展示販売と原画展を6月18日まで開いています。
読売新聞