極寒の地の暮らしを体感 カナダ先住民が使う「イグルー」づくりに挑戦
長野県上水内郡信濃町の野尻湖ナウマンゾウ博物館で4日、雪の塊をドーム状に積み上げた家「イグルー」を造る催しがあった。同館や地元住民でつくる野尻湖周辺活性化事業実行委員会が企画。町内外の33人が雪遊びに夢中になった。 【写真】雪不足の中で「意地でも運んで」つくったかまくら
イグルーはもともと、カナダ北部の先住民が狩猟をする際に作る。参加者は同館駐車場に積もった雪をコンテナに入れてブロックにして積み上げ、高さ1・5メートルほどのイグルー2基を完成させた。 雪が舞う中、子どもたちは元気いっぱいだったが、長野市の主婦大蔵亜美さん(33)は「極寒の地に生きる人の大変さが分かった」。