『フェルマーの料理』第9話はついに“未来の岳”に 中西Pが“孤高”に込めた思い
TBS金曜ドラマ『フェルマーの料理』第9話の放送に向けて、中西真央プロデューサーよりコメントが寄せられた。 【写真】まるで表情が違う岳(高橋文哉) 本作は、『月刊少年マガジン』(講談社)で連載中の小林有吾による同名漫画を実写化する青春ストーリー。数学者を志すもその道を挫折した天才数学少年・北田岳と、謎多きカリスマシェフ・朝倉海が出会い、数学的思考で料理という難題に立ち向かっていく。海が経営する新進気鋭の超一流レストラン「K」で、世界中から集まった実力あるシェフたちと切磋琢磨し、誰も到達していない“料理の真理の扉”を開くべく、「料理×数学」で前人未到の世界に挑む。 天才数学少年であり料理人としての才能を開花させていく岳を高橋文哉、謎多きカリスマシェフの海を志尊淳、「K」唯一の女性シェフ・赤松蘭菜を小芝風花が演じるほか、板垣李光人、白石聖、宮澤エマ、仲村トオル、細田善彦、宇梶剛士、高橋光臣らが出演している。 12月15日放送の第9話では、岳(高橋文哉)が海(志尊淳)から店を引き継いで1年。岳は料理の真理に近づくため一切の妥協を許さないシェフになり、蘭菜(小芝風花)たち仲間は心身ともに疲弊していた。その日、ナッツアレルギーの客が来店し、急きょメインの料理を変更することに。しかし、岳はアレルギーの客だけでなくすべての客のメインを変更すると言い、完璧なフルコースにするために前菜やスープ、魚料理までも1から考え直すと言い出して……。 第9話について、中西プロデューサーは、「“2024年の未来の岳”に繋がっていきます」とポイントを明かし、「見てくださる方の中でも、自分自身の若い頃と重ねて何かを感じていただけるのではないかと思っています」とコメント。 また、物語のキーワードとなっている“孤高”という言葉については、「料理の世界だけではなく、チーフといわれる立場や組織のトップなど責任のある立場にならないと見えないものは必ずあり、どんなに仲間がいても結局は自分一人で良し悪しの判断をしなければならない。その残酷さに物語としての面白みを見出せればと考えています」と込めた思いを語った。 ●中西真央プロデューサー コメント 第9話はこのドラマとしては珍しくレストラン「K」を飛び出して、 少し都内から離れたロケ地で撮影しました。 映像としても少し新鮮な回になっているのではないでしょうか。 そしてついに9話は、皆さんが気にしてくださっていた ”2024年の未来の岳”に繋がっていきます。 なぜ、あの岳が生まれてしまったのか……が明らかになります。 岳自身はがむしゃらに一生懸命自分が正しいと思ったことを頑張っているのですが、 若さゆえにうまくいかない部分があったり……。 見てくださる方の中でも、自分自身の若い頃と重ねて何かを感じていただけるのではないかと思っています。 第1話で仲村トオルさん演じる渋谷が書いた“孤高”のコースター。 “孤高”という言葉も物語のキーワードになっていますが、 料理の世界だけではなく、チーフといわれる立場や組織のトップなど 責任のある立場にならないと見えないものは必ずあり、 どんなに仲間がいても結局は自分一人で良し悪しの判断をしなければならない。 その残酷さに物語としての面白みを見出せればと考えています。 最終回に向けて、大きく動く回です。 ぜひ、ご覧ください!
リアルサウンド編集部