中村萬壽 世界的な日本画家・千住博氏が手がけた3世代名入りの紅白祝幕に感激「壮観です」
歌舞伎俳優の中村萬壽(69)と中村時蔵(36)、孫の中村梅枝(8)が28日、東京・歌舞伎座で襲名披露と初舞台となる「六月大歌舞伎」(1日初日)の祝幕お披露目会見に登場した。 紅をベースに白で滝が描かれた祝幕は、世界的に活躍する日本画家・千住博氏がデザインした。会見に同席した千住氏は「萬壽さんにふさわしいものは何なのかとずいぶん考えた。ますますの繁栄を願ってこの絵を描きました」と説明。萬壽は「すばらしい幕で。全体を見たのは始めてですが、大きい絵で歌舞伎座にかかると壮観です」と感激の様子。幕には金色のローマ字で萬壽、時蔵、梅枝の名前。漢字での名前は武骨すぎると感じたといい「色は時蔵が選びました」と話した。 孫の梅枝を含めて、家族3世代で迎える襲名披露に向け「この話が本格化してきた時は、まだまだ時間があると思っていたが、今はあれもこれもやらないと、と焦っています。でもここまできたら腹を据えて力を合わせてやっていければと思います」と意気込めば、時蔵も「いよいよ初日があくのかと。さまざまな人たち、祝幕から力を得てやりたい」と語った。