市川由紀乃がインスタライブで復帰「お仕事に一歩踏み出せたんだなって喜びを感じますね」
卵巣がんの治療のために、活動休止していた演歌歌手の市川由紀乃が23日、インスタライブを行い、ファンへ元気な姿を見せた。 ヘアメイクさんからクリスマスプレゼントとしてもらったという白いニット帽をかぶって登場した市川。レコード会社などのスタッフに囲まれてのインスタライブに「お仕事に一歩踏み出せたんだなって喜びを感じますね」と笑みを見せた。 先日まで行っていた抗がん剤の影響で「帽子は必須」という市川。「あったかいし、抗がん剤の治療が終わって、この下、髪ないので。帽子だったりウィッグだったり、今しか楽しめないことをいっぱいしていきたいな」と前向きにとらえていた。髪の毛については病院の先生から「この先、元気な毛が生えてくるから」とのお墨付きももらい「いろんな髪型にチャレンジして。帽子もチャレンジしていきたい」と話した。 休業中は「応援してくださるみなさまが寄せてくださるお手紙とか、お守りとか、千羽鶴」などが支えだったという市川。「自分の人生は、きっとこういう事を乗り越えて、だからこそ歌える歌がこの先あるのかなとか、この経験は私がこれから歌を歌う中で、必要な経験だったんだなって、みなさんが思っていただけるような、そういう歌を届けたい」とも語った。 今回は検査をしたことで卵巣がんが発覚した。「40代後半になって体調が徐々に変化」があったという。周りに相談をし始めたら「由紀さおり先輩に話す機会があった」という。由紀が「一度検査を受けたほうがいいから、病院行ってね」と紹介し、検査をしたことがきっけだ。 実際に病院行き「体調の変化とかお話して、血液検査を受けて、すぐにMRIを撮りたいのでといわれてMRIを撮った」という。検査結果が1週間ぐらいかかると言われたところ「1、2日後くらいに先生から直接ご連絡いただいて、病院に来てほしいと。うかがってその時に卵巣腫瘍疑いということ」を言いわたされ、手術を早急に受ける必要があるといわれたという。 手術後は夏ぐらいに退院したという市川。「早く歌いたい」という気持ちがあるものの「いままで当たり前にできたことができなくなっていた。下に落としたものを取るとか、重い荷物を持って歩くとか、しゃがんで立ち上がるとか」と日常生活も困難だったという。 その後、抗がん剤治療の話に進んだ時、「あ~抗がん剤か。髪を失うことが怖かった」とショックを隠し切れなかったという。それでも「抗がん剤が始まるときに、美容院にいって(髪を)ベリーショートに短く切って、抗がん剤に打ち勝つ、頑張るんだという気持ちに切り替えました」という。 また、手術後、一週間ほどは「味覚障害」にも襲われた。「何を食べてもおいしく感じられなかった。おかゆ、水分の方を取っていた」と市川。1週間ほどすると、徐々に味覚も戻ってきたというが「醤油の味がきつかった。普段、おいしく食べているものも、なんでしょっぱいんだろうって感じで、やっぱりおかゆでした」と食事面でも苦しんだという。 いまでは抗がん剤治療を終え、歌手復帰に向けて「レッスンもしている」という。「まだお腹に力がはいらないけど、努力していけば、元に戻ると思う」と復帰に向け頑張っているという。そんな市川だが、5月には復帰コンサートも決定。5月19日には埼玉のサンシティーホール越谷で5月28、29日は大阪・新歌舞伎座。6月20日いは愛知・日本特殊陶業市民会館での3か所で公演が決まった。「みなさんにありがとうの気持ちを込めたコンサートにしたい」と語った。
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