トランプ氏を応援するキャップを身に着けたニューヨーク証券取引所のトレーダー

（ＣＮＮ）　米大統領選で共和党のトランプ前大統領が勝利したことを受けて、６日の米株式市場は大幅高となった。 ダウ工業株平均は１３３４ドル（３.２％）高で取引が始まり、Ｓ＆Ｐ５００は２％、ハイテク株中心のナスダック総合指数は１.８％上昇した。 トランプ氏が敗北した場合、選挙結果に異議を唱えて裁判に持ち込む可能性があると広く考えられ、ここ数カ月、株式市場の懸念材料となっていたことから、選挙が比較的早く決着したことを好感した。 だが株式市場はトランプ氏の勝利にも反応したようだ。いくつかの激戦州で民主党から勝利をもぎ取り、また上院選でも共和党が過半数を獲得して奪還した。共和党の支配下では規制緩和が進められ、企業に恩恵となる法律や政策が導入される可能性があり、投資家らは株式市場に追い風になるとみている。 一方、トランプ氏が創設したＳＮＳ「トゥルース・ソーシャル」の運営会社の株価も取引開始前に３５％上昇した。トランプ氏の持ち分の評価額は５日の３９億ドル（約６０２５億円）から５３億ドルに増えた。