加藤史帆“彩香”、優希美青“理佐”の好意にまっすぐに向き合う姿が涙を誘う<彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる>
日向坂46・加藤史帆と森カンナがW主演を務めるドラマ特区「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」(毎週木曜深夜0:59-1:29ほか、MBSほか)の第6話が8月8日に放送された。彩香(加藤)が理佐(優希美青)に本当の気持ちを伝えるようすが描かれ、胸が締め付けられて涙がこぼれた。(以下、作品のネタバレを含みます) 【写真】優希美青“理佐”は加藤史帆“彩香”に好きだと伝えるが… ■「彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる」とは 同作は、「Webアクション」(双葉社)での連載が話題となりコミック化もされたSal Jiangによる同名漫画を原作にした、オフィス・ガールズラブコメディー。お互いをノンケだと思い込んでいる女性2人の究極のすれ違いの恋模様を描く。 持ち前の負けん気で一途に思い人を追い掛け、初恋街道を全速力で駆け抜ける“絶対に諦めない後輩”兎田彩香を、連続ドラマ初主演となる加藤が好演。仕事ができて上司にも後輩たちにも慕われる一方で、過去のトラウマから“女好き”であることを隠し、身を潜めて生きていくべきだと決めている営業部エースの“絶対落とされない先輩”鹿納弘子を、同じく連ドラ初主演となる森が演じる。 その他、彩香の優しい先輩で弘子が信頼を寄せる営業部・犀藤優也役に本田響矢、彩香の同期で親友の狛井理佐役に優希美青、彩香の1つ先輩のお調子者・熊谷亮役に山下永玖(ONE N' ONLY)、彩香の同期である出来事をきっかけに仲良くなっていく亀田郁実役に久保乃々花という配役。また元宝塚花組男役・瀬戸かずやが弘子の過去を知るレズビアンバーのママ役に扮するなど、彩香と弘子を取り巻く多彩な登場人物たちがドラマを盛り上げる。 ■彩香は好意を伝えられていた理佐を呼び出す 彩香は同じ職場の弘子(森)のことが大好き。ある日、弘子にアピールするために黒髪を金髪に染め、ピンクのオフショルを着て出社した彩香。そのイメチェンぶりは優也(本田)をはじめオフィスをザワつかせるが弘子には全く相手にされない。 一方、行きつけのレズビアンバーでママ(瀬戸)や常連客相手に「あのノンケは危険だ!!」と管を巻く弘子は、本当は大の“女好き”で心の中では彩香からのアタックを食らいまくっていた。やがて、お互いをノンケだと思い込んでいる2人の勘違いがもつれ始める。 同僚の理佐から好意を伝えられていた彩香は理佐を呼び出す。そして、彩香は理佐に「理佐は私とずっと一緒に居てくれて私のことを大事にしてくれた、私にとってもすごく大事な人」と伝える。 ■彩香「どうしても理佐のこと失いたくないの」 さらに彩香は「だけど、やっぱり私、弘子先輩のことがすきなの」と言って涙ぐむ。「でもね、どうしても理佐のこと失いたくないの。ほんと勝手だよね、ごめん。でも、私ずっと理佐と友だちでいたい」と彩香は続けて涙を流す。 理佐は「なんで好きな人じゃなくて私のことで泣いてるの。もともとひとりぼっちでも全然平気なくせに」と心の中で思う。そして、理佐は「時間かかるかもしれないけど、私も彩香と友だちでいたい」と涙を浮かべながら苦しそうに笑う。彩香はコクリとうなずくと「いっぱい時間かけて、いっぱい向き合って、いっぱい話し合いたい」と告げ、理佐は「彩香」と言って笑顔を向ける。「理佐、仲直りしてください」と彩香が手を出すと、理佐は握手に応えるのだった。 まっすぐに本当の気持ちを伝えると彩香と、受け止めようとする理佐。2人の思いが見て取れて胸が締め付けられ、思わず涙がこぼれた。 ◆構成・文=牧島史佳