Googleの新スマホ「Pixel 9」は8月にやってくる。“例年より早め”なのはどうして?
今年は「特別」感が凄そうよ? 毎年恒例のGoogleの新製品発表イベント「Made by Google」。毎年秋のイベントとして計画されていたMade by Googleですが、なんと今年は例年より2ヶ月も早く、8月13日に開催されることが発表されました。 【全画像をみる】Googleの新スマホ「Pixel 9」は8月にやってくる。“例年より早め”なのはどうして? Made by Google公式X、YouTubeではイベントの告知映像をチェックすることができます。
イベントでは何が発表される?
イベントで期待されるのは、Pixel 9(スマホ)、Android 15(OS)、そしてAI。 Made by Googleは毎年Pixelシリーズの新モデルを発表する場。イベントの予告映像にもⅨ(9)の文字が刻まれていたので、Pixel 9の登場は確実でしょうまた、例年どおりならPixel Watchの新モデルも登場するかもしれません。 Android 15の新機能と、Googleの生成AI Geminiにも期待ですねー。 ハードウェア(Pixel 9)との同時発表となれば、オンデバイスでのAI処理の強化や、OSとGeminiとの連携もさらに発展しそう! AI時代のスマホとして注目度高いイベントになるのでは?
例年より2ヶ月も前倒しにした思惑とは?
気になっている点がひとつあるのですが…。なんで今年のMade by Google、例年より2ヶ月も前倒しなんですかね? Made by Googleと言えば毎年10月上旬開催のサイクル。昨年は10月4日でしたし今年もそのあたりを…と考えていたんですが、まさかの8月13日というサプライズ。しかし、Googleのことですから2ヶ月早めたのには、そこには戦略的な理由があると思うんです。 具体的にそれはなにか? はわかりませんが、そうしたくなる理由はなんとなく想像できます。「競合より早くAI×スマホの未来を提示したかった」んじゃないかなぁ?って。 競合とはもちろんApple(アップル)ですね。 iPhoneの発表イベントは毎年9月2週あたり。Made by Googleは10月上旬なので、Appleの方が3週~4週ほど先に新製品を発表するといったサイクルなんですよね。 今年のスマホ業界は、AI機能が注目ポイントになっている Appleは先日の開発者向けイベント「WWDC 24」にて、Apple独自のAI機能「Apple Intelligence」を発表。今秋のiOS18からベータ版として公開されるスケジュールで、世界中のiPhone 15 Proシリーズや、同時期に発売されるiPhone 16シリーズ(対応モデルはまだ未確定)で、順次AI機能を活用できる予定です。 スマホへのAI機能をいち早く展開してきたGoogleとしては、これはいただけない。Appleの発表前に、Googleが市場の関心を獲得しなければ! …といったストーリーはどうでしょう? まぁ、あくまでも仮説ですが、あながち間違ってはいない気もするんですよね。そしてPixel 9シリーズもすでに実機らしき画像がリークされるなど、出荷が早まっても問題もなさそうな雰囲気。 もしかしたらGoogleは、今年のために着々と。「Appleの先」を計画してきたのかもしれません。 今年の「Made by Google」、過去イチ目が離せないイベントになりそうだなぁ。 Source: X, Gizmodo US
小暮ひさのり