4年目でオールスターに初選出されたシクサーズのタイリース・マクシーがMIPに選出
4月24日(現地時間23日、日付は以下同)。NBAは2023-24シーズンの最優秀躍進選手賞(MIP)に、フィラデルフィア・セブンティシクサーズのタイリース・マクシーが選ばれたことを発表した。 【動画】今シーズンのMIPに選ばれたマクシーの好プレー集! キャリア3年目の昨シーズン。マクシーはすでに平均20.3得点2.9リバウンド3.5アシストを残し、シクサーズで主力の1人となっていたのだが、今シーズンはオールスター選手へと飛躍。 昨シーズンまで先発ポイントガードを務めていたジェームズ・ハーデンが開幕から出場せず、昨年11月2日の3チーム間トレードでロサンゼルス・クリッパーズへ移籍し、マクシーはフルタイムの先発ポイントガードとなり、見事な活躍を見せたと言っていい。 「オフシーズンで、僕にはジェームズがどうなっていくか分からなかった。だから僕は毎日ピック&ロールの練習をして、パスワークやプレーを読むことに集中してきた。今年見せていたプレーのほとんどは、過去数年ではできなかったことなんだ。僕はできるだけベストな自分になろうとしているだけ」 『TNT』とのインタビューでそう答えたマクシーは、今シーズンに70試合へ出場して平均37.5分25.9得点3.7リバウンド6.2アシスト1.0スティールに3ポイントシュート成功率37.3パーセント(平均3.0本成功)をマーク。 出場時間、得点、リバウンド、アシスト、スティール、3ポイント成功数はいずれも自己最高で、得点はリーグ11位、アシストでは同20位にランクイン。50得点以上を3試合で記録しており、これはリーグ最多タイだった。 キャリア4年目でオールスター初選出を飾ったマクシーは、今シーズン終了後に制限付きFA(フリーエージェント)となるため、高額契約を結ぶことが確実視されている。 シクサーズの選手がMIPを受賞するのは、1994-95シーズンのデイナ・バロス以来、フランチャイズ史上2人目のことだった。 なお、MIPの投票でマクシーは51の1位票(5ポイント)を含む計319ポイントを獲得。先日ファイナリストとして発表されたシカゴ・ブルズのコービー・ホワイトが32の1位票を含む計305ポイント、ヒューストン・ロケッツのアルペレン・シェングンが6の1位票を含む計92ポイントを獲得。今シーズンのMIP投票結果は下記のとおり。 ※所属チーム名は略称、カッコ内の数字が1位票獲得数