提供するメニューの一つ「うにホウレンソウの茶わん蒸し」

　刺し身やタコスなどを提供する居酒屋「雲隠レ」（渋谷区道玄坂2）が5月3日、井の頭線・渋谷駅近くにオープンした。（シブヤ経済新聞） 【写真】カウンター席のある店内 　吉祥寺駅前の商店街「ハーモニカ横丁（通称「ハモニカ横丁」）」の焼き鳥居酒屋「ニワトリ」2階を間借り営業するかたちで2021年9月にオープンした「雲ガクレ」が渋谷に進出。吉祥寺の店と同様、酒類の販売に携わってきた大河内翔さんが店を取り仕切り、経営はCLOUDS（大阪市西区）が手がける。 　場所は、井の頭線・渋谷駅から徒歩1分以内のビルの2階。1号店で間借りしている「ニワトリ」と同じ運営会社で、ハモニカ横丁を中心に飲食店経営などを手がける「ビデオインフォメーションセンター」（武蔵野市）の焼き鳥店「やきとりテツ」が入居していた場所を引き継ぎ、出店にこぎ着けた。席数は、カウンター席を中心に窓側のテーブル席を含め32席。 　フードの主力は、これまで力を入れてきた刺し身や焼き魚などの海鮮や和食。刺し身盛り合わせ（5点1,280円、3点980円）、サーモンはらす（数量限定、680円）、アジフライ（650円）などを提供。ポテトサラダ（500円）、レバニラ（780円）、「うにホウレンソウの茶わん蒸し」（980円）、おでん（200円～）、夜泣きうどん（780円）など、既存店でなじみのメニューもラインアップする。大河内さんが「裏名物」と話すタコス（600円）は、本場メキシコの屋台の味を再現したもの。 　アルコールは、生ビールが「スーパードライ」（600円）、「ヒューガルデン」（700円）、瓶ビール「マルエフ」（大瓶800円）など。ハイボールは「ブッシュミルズ」（600円）、「余市」（1,200円）などを用意し、テキーラ（500円～）や日本酒（700円）、焼酎（600円）も豊富にそろえる。 　大河内さんは「毎日でも来られるような店になっていければ。若い方はもちろん、スーツを着た方や30代後半以上の『大人』も楽しめる酒場にしていきたい」と意気込みを見せる。 　営業時間は17時30分～24時。月曜定休。