苦しむ元世界3位ティーム、マイアミ出場せずヨーロッパクレーシーズンへ 今季はツアー本戦白星なし<男子テニス>
ザダル・オープン
男子テニスのザダル・オープン(クロアチア/ザダル、クレー、ATPチャレンジャー)は16日にシングルスの組合せを発表し、第1シードには元世界ランク3位のD・ティーム(オーストリア)が入った。ティームは現在世界ランク91位で、マイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)の予選に出場できるランクだったが、ヨーロッパのクレーシーズンを早く始める選択を取っている。 【アルカラスvsシナー 1ポイント速報】 30歳のティームは2021年6月に右手首を負傷し戦線を離脱すると、翌2022年の復帰後も思うような勝利をあげることができず、世界ランクも一時340位台にまで落ちてしまった。 その後は徐々にツアーでも結果を出してきてはいるが、今シーズンはいまだツアー本戦で白星をあげられずにいる。 そんななか、ティームはマイアミ・オープンには参戦せず自身の得意とするヨーロッパのクレーコートシーズンにいち早く出場。今週はキルクスク・オープン(ハンガリー/セーケシュフェヘールバール、クレー、ATPチャレンジャー)に出場し、次週はサダル・オープンに参戦する。 今大会、1回戦ではワイルドカード(主催者推薦)で出場する世界ランク417位のF・クライノビッチ(セルビア)と対戦する。クライノビッチも2018年には自己最高26位を記録した実力者。両者は過去2度対戦し1勝1敗の成績となっている。 その他第2シードにはC・ムーテ(フランス)、第3シードにZ・ピロス(ハンガリー)、第4シードにF・ミソリッチ(オーストリア)が入った。