<今週の本棚・次回の予定>6月29日の毎日新聞書評欄は鼎談書評「カフカ没後100年」ほか
6月29日の毎日新聞朝刊「今週の本棚」で掲載予定の本の主なラインアップを紹介します。 ①張競さん評『世界はナラティブでできている』(アンガス・フレッチャー著、田畑暁生訳・青土社) ②村上陽一郎さん評『オリヴァー・サックス 最後のインタヴューと対話』(オリヴァー・サックス著、田村浩二訳・一灯舎) ③渡邊十絲子さん評『ルドン 私自身に』(オディロン・ルドン著、池辺一郎訳・みすず書房) ◇「カフカ没後100年」をテーマに鼎談(ていだん) 第5土曜恒例の「鼎談書評」は「カフカ没後100年」がテーマです。カフカの作品や遺稿をめぐって、3人の識者がお薦めの書籍を評しながら語り合いました。 識者と推薦する書籍はそれぞれ、 文学紹介者の頭木弘樹さん=『ポケットマスターピース01 カフカ』(多和田葉子編・集英社文庫ヘリテージシリーズ) 東京大特任講師の高山花子さん=『カフカ寓話集』(池内紀編訳・岩波文庫) 作家の池澤夏樹さん=『カフカ素描集』(アンドレアス・キルヒャー編、高橋文子、清水知子訳・みすず書房) です。 ◇「話題の本」に『2004年のプロ野球 球界再編20年目の真実』 本の目利きがナビゲートする「話題の本」は、小説家の早見和真さんが『2004年のプロ野球 球界再編20年目の真実』(山室寛之著・新潮社)を紹介します。 著者インタビューは『明日、晴れますように 続七夜物語』(朝日新聞出版)の川上弘美さんです。 著名人が心に残る本を紹介する「なつかしい一冊」は鼎談書評掲載のため休載します。 どうぞお楽しみに。(紹介予定の本は変更の可能性があります)