玉山鉄二「“オイオイ”だと思っていたんですよね(笑)」上京当時は読めなかった“百貨店の名前”とは?
女優・ミュージシャンの松下奈緒がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「Grand Seiko presents My Time My Story」(毎週土曜12:00~12:25)。月替わりでゲストをお迎えして、“願いが叶ったときのこと”や“達成したときの喜び”、“心躍る瞬間”について伺っていくプログラムです。2023年11月のマンスリーゲストは、俳優の玉山鉄二さん。この記事では“初めて東京・渋谷に行った”当時について振り返った11月11日(土)放送の模様を紹介します。
◆心躍る瞬間「高校卒業後、上京して初めて行った渋谷」
松下:気持ち、分かります(笑)。 玉山:分かりますよね(笑)。我々、田舎の人間からすると。 松下:玉山さんのご出身は? 玉山:僕は京都府です。 松下:では、高校卒業後、京都から上京されて初めて行った渋谷の何に心が躍ったのでしょうか。 玉山:スクランブル交差点を見て“これ、ドラマで観たやつじゃん!”みたいな。 松下:(笑)。 玉山:しかも、見上げると街頭ビジョンがあって、そこにMV(ミュージックビデオ)が流れていたんですよ。その曲の良さも相まって“東京に来たよ!”って心が躍っちゃって。 松下:それは躍るしかないですよね(笑)。初めて渋谷に行かれたときの思い出はありますか? 玉山:「〇I〇I(マルイ)」ってあるじゃないですか。上京した当時って、関西にはマルイがなかったんですよ。(※2003年10月の神戸マルイが関西1号店) 松下:なかったですね。 玉山:あと、今は読めますけど、当時は“オイオイ”だと思っていたんですよね(笑)。 松下:確かに“マルイ”とはどこにも書いていないですからね(笑)。 玉山:そう(笑)。 松下:(渋谷は)見るものすべてが新鮮だし、まず、歩いている人の多さ。なかなか地元にはない空気感ですよね。 玉山:そうですね。でも渋谷って、例えば、マルイに行って、次に道玄坂を上がり、それを抜けて246(国道246号線)を越えちゃうと、もう何もないじゃないですか。 松下:そうですね。 玉山:なんか……“俺が想像していた渋谷はもっとデカいぞ!”みたいな(笑)。 松下:確かに、東京に来てみると(テレビや映画などで)よく見る光景は、ギュッと密集しているのがよく分かりますよね。 玉山:今は再開発とかで賑やかになっていますけどね。 松下:今も渋谷に行かれることはありますか? 玉山:そんなにはないですね、たまに食事に行ったりしますけど。 松下:あとはNHKに行くときとかですかね。 玉山:そうですね。 松下:ちなみに、大人になってから“初めて渋谷に行ったときの衝撃”と同じような(心躍る)経験はありますか? 玉山:大人になってからは“心が躍る”“心が動く”みたいな感覚が、だんだん鈍くなっていきますよね。僕はそれがすごく悲しいです、本当に。 松下:(笑)。でも“心躍る瞬間”って、実は思っているよりも経験しているんですよ。なので“何気ないこと”って、つい流れて行ってしまいますが、ちゃんと噛みしめなきゃいけないなと思いますよね。 玉山:本当ですね! (TOKYO FM「Grand Seiko presents My Time My Story」2023年11月11日(土)放送より)