広電の路面電車が「走る美術館」に 高校生や大学生のアート展示 11月24日運行開始
広島電鉄(広島市中区)は24日から「走る美術館」と銘打ち、車内でアート鑑賞のできる路面電車を市内で走らせる。来年3月まで、高校生や大学生の絵画など計約200点を順次展示し、その後も地元の芸術家たちの作品を紹介する。 グリーンムーバーLEXの1編成をキャンバスにちなんだ白の外観にし、車内では中づり広告のスペースなどに作品のレプリカを展示する。24日からは市立大(安佐南区)の学生の風景画や人物画など約50点を紹介。12月下旬からは基町高(中区)沼田高(安佐南区)広島大(東広島市)の順に、1カ月ごとに展示替えする。 同社によると、路面電車内に通年でアートを展示する取り組みは国内初という。地域交流事業課の安積雄太さん(29)は「地域の作品を気軽に見られる機会にしたい」と話す。
中国新聞社