香り華やか原酒「立春朝搾り」出荷 榮川酒造磐梯蔵から1万本 福島県磐梯町
立春の朝に搾り、その日のうちに予約購入者に届ける純米吟醸生原酒「榮川立春朝搾り」は4日早朝、福島県磐梯町の榮川酒造磐梯蔵から出荷された。榮川酒造によると、県内唯一の取り組みで、21年目の今年は約1万本を用意した。 県内の酒販店などでつくる日本名門酒会福島支部が協力している。コロナ禍から感染予防のため従業員だけで実施しており、今年も15人で出荷作業を行った。出荷前に会津若松市の田中稲荷神社宮司のおはらいを受けた。 磐梯町産の酒造好適米「美山錦」と「うつくしま煌(きらめき)酵母」を使い、日本名水百選の「磐梯西山麓湧水群」の水で仕込んだ。成田恵一社長は「春を感じさせる華やかな香りとフレッシュな味わいを楽しんでほしい」と話した。