【灘中合格家族】塾三昧の息子を支えた母のお弁当、「7戦全勝」を後押ししたひと工夫とは?
● 遠方の教室に通い車の中は 親子で会話する大切な時間 「灘中合格特訓コース」など、遠方で行われる教室への送り迎えは両親が交代で担った。長いときは片道約1時間。朝の時間には、塾で配布された教材を加工した由依さんお手製の暗記カードで勉強するなど、時間を有効活用。親にとっては、塾の友達とどんな話をしたか、授業はどうだったか、その日の面白かった出来事など、悠誠君から話を聞く大切な時間でもあった。
● 豆知識になれば… 手書きのメッセージで応援 そして、悠誠君が「すごくおいしい!一番の楽しみでした」と声高らかに教えてくれたのが、母の手作り弁当。由依さんのスマートフォンの「塾弁フォルダー」には、随時息子の感想を聞きながら作ったお弁当の写真がずらり。 「一日中塾の日は昼も夜もお弁当なので、飽きちゃうかなと思って。和洋だけでなく各国の料理も取り入れました」 毎日、手書きのメッセージも添えた。「豆知識になれば」と、クイズ付きのものもある。そんな母親の愛情が、受験生活を支える一助となっていたに違いない。 直前に家族全員が風邪でダウンするというハプニングに見舞われながらも、受験した7校全てに合格。念願だった灘中への進学を果たした。 「受験の目的は自主性を育むことだったので、本人が前向きに取り組んでくれたことが何よりの収穫です」(雄太さん)
ダイヤモンド・ライフ編集部