【アスパラガス】オス株・メス株の違いは?どっちがおいしい?《鮮度を保つ》保存方法など豆知識を解説
アスパラガス選びのチェックポイント
今が旬の「アスパラガス」について、選び方や下ごしらえんいついて「どれがおいしいの?」「根元はどこまで切る?」「ゆでるときの塩加減は?」などと迷ったことはありませんか。この記事では、そんな素朴な疑問を少し掘り下げてみたいと思います。 【画像】根元の処理が最重要!《旬のアスパラ》下処理のやり方をチェック 鮮度のいいアスパラガスを見分けるポイントは以下の通りです。太さ、穂先、根元、色に注目して選ぶようにしましょう。 ・太さが均一で、茎が細すぎない ・穂先がピンと締まり、曲がっていない ・根元の切り口が変色していない ・緑色が濃い(グリーンアスパラガスの場合) なお、アスパラガスに雄株(オス)と雌株(メス)の違いがあることを、ご存じでしょうか? 穂先にすき間があり筆のように細長い形をしているのがオスで、穂先がキュッと締まり丸みのある形をしているのがメスなのだそう。成長点である穂先に栄養やうまみ成分が多く含まれているので、穂先がふくよかなメスの方がおいしい可能性が高いです。筆者が野菜売り場で確認したところ、オス・メスを見分けるのは難しく、上記の目利きポイントを教えていただきました。なお、同じ品種のアスパラガスが並んでいる場合、「太いものほど筋が少なくて、おいしいよ」とのことでした。ご参考まで。
栄養を損ねない保存方法
スーパーなどでアスパラガスが立った状態で並んでいる光景を目にしますが、このことには理由があります。横に寝かせると、穂先に多い驚異的な成長パワーを持つアスパラギン酸が、穂先を起こそうとして自分自身の養分を消耗してしまい、うまみが半減。食感も筋っぽくなってしまいます。
家の冷蔵庫(野菜室)で保存するときも、立てた状態がベスト。空の牛乳パックやペットボトルを活用し、立てた状態で保存しましょう。開封後や袋入りではないアスパラガスは根元部分に湿らせたキッチンペーパーをあてて、ポリ袋やラップで巻いて空気に触れないようにして立てて保存を。
下ごしらえのコツ&時短でおいしい蒸し焼きレシピ
アスラガスの下ごしらえで、迷いやすいのが根元の処理ではないでしょうか。筆者は栄養士養成校の調理実習で「ポキッと折れるところで根元を切って捨てる」「根元から5センチ程度の皮をピーラーや包丁でむく」と教わりましたが、内心「もったいない」「もっとラクな方法はないかな」と感じてきました。実際に色々と試して、食品ロスをできるだけ減らし、ラクにおいしく仕上がる下ごしらえポイントをご紹介しますので、参考にしていただけたら幸いです。 <下ごしらえのコツ> ・根元を1センチ程度切り落とす ・根元3センチ程度の皮とハカマをピーラーでむく(根元3センチに細かい切り込みをたくさん入れて筋を断つ方法もありますが折れやすいです) <蒸し焼きポイント/アスパラガス10本分> (1)1本そのまま入りやすいフライパンを使う (2)アスパラガスをフライパンに並べて火にかけ、オリーブオイルをひと回し (3)大さじ2~3の水を回しかけ、フタをして3分程度蒸し焼きに (4)水気がなくなりアスパラガスに竹串を刺してスッと通ったらOK。仕上げにバター小さじ1~2加えて転がすように和えて完成! 好みで塩・こしょう・粉チーズをかけてもおいしいです。