「熟年離婚もあり?」のお悩みに唐沢寿明「やっと2人になれたんだから2人でできることを考えればいいのに」
映画「九十歳。何がめでたい」完成披露舞台挨拶
映画「九十歳。何がめでたい」の完成披露舞台挨拶が5月21日、東京・有楽町の丸の内ピカデリー1で行われ、主演の草笛光子をはじめ唐沢寿明、藤間爽子、片岡千之助、LiLiCo、真矢ミキ、前田哲監督が登壇した。 同作は昨年11月5日に100歳を迎えた作家・佐藤愛子のベストセラーエッセイ集「九十歳。何がめでたい」を実写化したもの。6月21日から全国公開される。 トークセッションでは草笛が演じた“世の中を痛快に一刀両断する90歳の作家”という役どころにちなみ、登壇者たちがあらかじめ観客から募集した悩みや質問に回答した。 「子どもたちが巣立っていき、主人と2人になる時が今から不安。熟年離婚もあり?」というお悩みに草笛は「私まだ離婚ってやったことがないんですよ。試してないんでよく分からない。こうしてお話している間に徐々に分かってくるのかもしれませんね。そういうお顔が並んでます」とまずは唐沢にパス。
唐沢は「お子さんができる前は2人だったんだから、その時にどういう気持ちで2人でいたのか思い返せば? お子さんが巣立って2人きりになれたのに、熟年離婚って考えるのが変なんじゃないですかね。やっと2人になれたんだったら、2人で散歩するとか、なにか2人でできることを考えればいいのに。お互いに努力しないとね。“あっちが悪い、こっちが悪い”って言っているとうまくいかない。あとは30秒くらい目と目を見つめ合うとか。もたないとは思いますが(笑)。昔を思い出すかもしれない。“公園行ってみようよ”って言いだすかもしれない」とアドバイス。
LiLiCoは「熟年離婚はありかといえば、誰かのために自分の人生を犠牲にする必要性はなにもないと思うけど、まだお子さんが巣立ってないので、それを先に考えることが…。今からそれを心配してもしようがない。お子さんがいる間はそっちに全部パワーが行くと思う。お子さんが巣立った時に新しい趣味とかを持てばいい。うちのダンナも出目金とか飼っていて“同じ趣味ができました”って言うんですが、私は全然趣味じゃない(笑)。命なので見守ってあげないといけないなと思って、出張が多い主人の代わりにご飯をあげている」などと自らの夫婦生活から共通の趣味の必要性を挙げ、また「1回チューしてみるとか、行ってらっしゃいのハグをしてみるとか。やっぱり日本での政治、教育、夫婦、カップル、なんでもそうなんですがコミュニケーション不足からどんどん割れていくので、ちゃんと会話をすることが大事。“言わなくても分かるでしょ”ということはこの世に一つもない。会話してください。それでダメなら別れればいい」などと持論を展開した。