グティ、現在のレアル・マドリードは「銀河系軍団より優れている。当時のチームはアンタッチャブルな選手が多すぎた」| ラ・リーガ
レアル・マドリードのレジェンド、グティ氏は、同クラブの現陣容が“ガラクティコス(銀河系軍団)”の陣容よりも優れているとの見解を示した。 フロレンティーノ・ペレス会長が第一次政権を敷いていた頃のレアル・マドリードは、多くのスター選手たちを獲得。宿敵バルセロナからルイス・フィーゴ氏を引き入れたのを皮切りにして、ジネディーヌ・ジダン氏、ロナウド氏、デイビッド・ベッカム氏、マイケル・オーウェン氏……と、毎シーズン世界を代表する攻撃的選手を加えていった。 そんな“ガラクティコス”でイケル・カシージャス氏やラウール・ゴンサレスらとともに生え抜きとして活躍したグティ氏は、スペイン『アス』とのインタビューで当時のチームとFWヴィニシウス・ジュニール、FWキリアン・エンバペ、MFジュード・ベリンガム、FWロドリゴらを擁する現陣容との比較を求められ、次のように返答している。 「今のチームの方が“ガラクティコス”より上だよ。素晴らしい選手たちが揃っているし、なおかつ、とても若い。レアル・マドリードで一時代を築くはずだ」 “ガラクティコス”は凄まじい知名度とインパクトを誇ったものの、チャンピオンズリーグ優勝はジダン氏が加入した2000~01シーズンに限られており、大きな成功をつかむことができなかった。グティ氏はその理由を、起用を義務付けられた選手たちでひしめいていたためと説明。またカルロ・アンチェロッティ監督率いるチームが、同じ轍を踏むことはないとの見解も示している。 「“ガラクティコス”にはアンタッチャブルな、常に出場しなければならない選手たちが多くいた。その点で、アンチェロッティはチームのために最善の選択をすることができる。試合が求めるならば4-3-3を使い、よりタフな展開ならば4-4-2も駆使できる。アンチェロッティはとても賢い監督で、今のチームから最大限の成果を引き出せるはずだ」