自転車死亡事故、警視を書類送検 佐賀県警、重過失致死容疑で
小城市で昨年10月、佐賀県警の50代男性警視が自転車で通勤中に歩行者に衝突して死亡させた事故で、佐賀県警は19日、重過失致死の疑いで警視を書類送検した。警視は同日付で本部長訓戒を受け、依願退職した。 県警によると、事故では警視が進行方向の赤信号に気付かずに自転車で県道の路側帯を走行し、横断歩道を歩いていた70代男性に衝突した。男性は搬送後に入院し、昨年12月中旬に死亡した。警視は「前をよく見ていなかった」と供述していて、県警は前方の確認不足という重大な過失があったと判断した。 県警の中道一輔警務部長は「幹部の事故で被害者が亡くなったことを極めて重く受け止めている。引き続き職員全体の交通事故防止を徹底していく」などとするコメントを出した。