山本由伸がメジャー初勝利へ気合の投球 2イニング連続満塁ピンチも無失点で切り抜ける
◆米大リーグ カブス―ドジャース(6日・米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド) メジャー初勝利を狙うドジャース・山本由伸投手(25)が6日(日本時間7日)、敵地・カブス戦に先発し、2イニング連続で満塁のピンチを迎えたが、2回まで無失点で抑える気迫の投球を見せている。 【動画】山本由伸の奪三振ショー!!! 初回から力の入るマウンドになった。先頭のハップに中越えの二塁打を浴びると、続く鈴木誠也外野手(29)は四球。ベリンジャーの打ち取った当たりが内野安打になる不運もあっていきなり無死満塁のピンチを迎えた。だが、タイムを取ってギアを入れ直すと、圧巻の3者連続三振。直球との球速差が25キロほどある120キロ台のカーブを有効に使って、大ピンチを免れた。 両軍無得点の2回は、簡単に中直と空振り三振で2アウトを奪ったが、9番のゴームズが中越えの二塁打。2死二塁でハップを四球で歩かせて2死一、二塁で鈴木を迎え、初球で打ち取ったかに見えたが、三塁手のマンシーがファンブル(記録は失策)。2死満塁となり、ベリンジャーを迎えたが、カーブで見逃し三振を奪って再びピンチを切り抜けた。 メジャー3試合目の先発。3月21日の韓国・ソウルでのパドレスとのデビュー戦ではまさかの1回5失点でKOとなたが、同30日(同31日)の本拠地・カージナルス戦では白星こそつかなかったが、5回無失点で好投。「前回はいいピッチングが出来たので、また次はまた新しい登板になるので、いつも通りそこに向かって、調整をイチからしたので、またいいピッチングが出来たらいいなと思います」と自信をのぞかせていた。
報知新聞社