マンガ大賞2024は、泥ノ田犬彦「君と宇宙を歩くために」 “普通”ができない2人の友情物語
書店員を中心とした漫画好きが選ぶ「マンガ大賞2024」が発表され、泥ノ田犬彦氏の「君と宇宙を歩くために」が大賞(第1位)に輝いた。泥ノ田氏がコメントとイラストを寄せている。 大賞に選ばれた「君と宇宙を歩くために」は、“普通”ができない正反対の2人が、それぞれの壁にぶつかりながらも楽しく生きようと奮闘する友情物語。勉強もバイトも続かないヤンキーの小林は、先輩から怪しいバイトに誘われているところを変わり者の転校生・宇野に助けられる。これをきっかけに2人は仲良くなり、小林は宇野の生き方にひかれ、自分も変わろうと行動する。 【マンガ大賞2024】 第1位(96ポイント)「君と宇宙を歩くために」泥ノ田犬彦 第2位(73ポイント)「黄泉のツガイ」荒川弘 第3位(72ポイント)「神田ごくら町職人ばなし」坂上暁仁 第4位(59ポイント)「平和の国の島崎へ」瀬下猛、濱田轟天 第5位(56ポイント)「ダイヤモンドの功罪」平井大橋 第5位(56ポイント)「天幕のジャードゥーガル」トマトスープ 第7位(50ポイント)「正反対な君と僕」阿賀沢紅茶 第8位(49ポイント)「環と周」よしながふみ 第8位(49ポイント)「ひらやすみ」真造圭伍 第10位(28ポイント)「ファミレス行こ。」和山やま 今年で17回目を迎える「マンガ大賞」は、前年の1月1日~12月31日に出版された単行本のうち、最大巻数が8巻までの作品を対象に(最大巻数が8巻相当までの電子書籍も該当)、「人にぜひ薦めたいと思う作品」をランク付けする。 1次選考は、各選考員がひとり5作品を選出し、1次選考で得票数10位までに入った作品が2次選考にノミネートされる。選考員はノミネート作品のなかから各自トップ3を選出し、その投票を「1位:3ポイント、2位:2ポイント、3位:1ポイント」として集計した。