最高峰の美、生徒刺激 現美輪島展、輪島中が団体鑑賞
輪島市の県輪島漆芸美術館で開かれている第80回現代美術展輪島展(一般財団法人県美術文化協会、北國新聞社、一般財団法人県芸術文化協会、輪島市など主催)で16日、輪島中美術部の部員約20人が団体鑑賞した。県内最高水準の総合美術展の秀作群が生徒の感性を刺激し、創作意欲をかき立てた。 日本画、洋画、彫刻、工芸、書、写真の計6分野で、重鎮から新進気鋭の作家までの意欲作35点が並んでいる。学芸員の北澤瑞希さんが前史雄(沈金)、小森邦衞(髹漆(きゅうしつ))、山岸一男(沈金)の人間国宝3氏が手掛けた優品などを解説した。 部長の喜三翼音(きそはのん)さん(3年)は「作品を通じて作家の感情が感じられ、楽しめた」と語り、角悠真(かどゆうま)さん(3年)は「いろいろなジャンルの作品が見られて良かった」と話した。輪島展は21日まで。