ポニーばん馬力強く 旧馬産地、釧路市大楽毛でイベント
かつて馬産地だった北海道釧路市大楽毛の魅力を再認識してもらおうと、くしろまちづくり研究所(迫田栄重代表理事)は6日、ホクレン釧路地区家畜市場裏の神記念公苑で「大楽毛ガンガン祭り~神馬ポニー輓(ばん)馬(ば)大会~」を開いた。全道各地から参戦したポニーによるばん馬レースや、人間ばん馬が行われ、多くの人でにぎわった。 当日は渡島管内北斗市、森町、紋別市など各地から40頭が出走。階級別に16レースが行われた。秋晴れの下3~5頭が一斉にゲートを飛び出し、200㍍のコースを土煙を挙げながら駆け抜けた。中標津町から家族と共に観戦した大西悠さん(7)は「すごく速かった。走っているところがかっこいい」と、小さな馬体ながらも力強いポニーの走りを褒めたたえた。 このほか、Cool釧路市観光大使のVチューバー鬼霧シアンさんと共にコースを駆け抜ける女性限定レースも行われ、多くの子供たちが参加した。迫田代表理事は「思った以上に多くの子供たちに来てもらえて驚いている。日本釧路種を生み出した神八三郎の功績を伝えていくため、ばん馬に限らず記念公苑の活用を模索していきたい」と話していた。
釧路新聞