竹明かりで地域盛り上げ 26日常盤公園で宇部高生企画イベント「ときあかり」【宇部】
宇部高(国清賢一校長)探究科2年のグループが、竹灯籠を使ったイベント「ときあかり-竹の灯(あか)りと音色の夕べ」を企画し、26日に常盤公園のぼたん苑での開催に向けて諸準備を進めている。 地域課題研究に取り組む中で、吉田詩さんら地理・歴史B班の6人が、県は全国4位の竹林面積を持ちながら、整備できずに竹害となっていることに着目。竹を生かした商品の企画から販売までを手掛けるエシカルバンブー(田澤恵津子社長)や市のアドバイスを受けながら、まちづくりイベントのコンセプトや内容を組み立てていった。 市のときわ公園にぎわい創出事業を活用。タイトル名には、同園と明かりを組み合わせ、平仮名にすることで優しさや和みを表した。イベントは午後6時半~9時に、ぼたん苑とかやぶき屋根の憩いの家周辺を400基1200本の竹灯籠で演出する。しの笛奏者の大串隼人さんによるミニコンサートがあり、キッチンカーも来場する。 灯籠にする竹は、小野や山陽小野田市内で調達。校内での探究活動で、切った竹3本を1基にまとめる作業に励んだ。19日に搬入し、20日には50~60㌢間隔で竹灯籠を配置して企画をより詰めていく。 イベントの発案者で班長の吉田さんは「市内で全世代が交流できる場所をつくりたかった。和を取り入れるために竹を選んだ。各所でのプレゼンや竹を切る作業は大変だったが、多くの人に愛されるイベントになり、地域が盛り上がれば」と願った。