ドラフト指名を受け笑顔を見せる富士大の（前列左から）ロッテ育成3位の長島、広島4位の渡辺、ソフトバンク3位の安徳、オリックス1位の麦谷、広島2位の佐藤、巨人育成1位の坂本

◇24日　プロ野球ドラフト会議　supported by　リボビタンD　 　富士大からはオリックスから外れ1位で指名された麦谷祐介外野手を筆頭に、支配下で4人、育成で2人の計6人がドラフト指名された。同一チームからドラフト指名された人数は過去最多を更新した。 　過去最多は1997年の法大、91年の東北福祉大、2000年のプリンスホテル、05年の大学・社会人ドラフトのNTT西日本の5人だった。育成ドラフトは05年から始まり、社会人の選手は対象外となっている。 　富士大からは麦谷のほか、広島2位の佐藤柳之介投手、ソフトバンク3位の安徳駿投手、広島4位の渡辺悠斗内野手が支配下で指名され、育成では巨人1位で坂本達也捕手、ロッテ3位で長島幸佑投手が指名された。 　岩手県花巻市にある富士大は北東北大リーグに所属。09年には全日本大学野球選手権で準優勝、昨年の明治神宮大会でベスト4入りし、今秋は3季ぶり39度目のリーグ優勝を果たした。同校OBにはソフトバンクの山川穂高、西武の外崎修汰、元阪神の橋本大祐らがいる。 　ネット上でも話題となるとＸ（旧ツイッター）では「富士大6人すごすぎるww」といった声や「富士大って絶対静岡だと思ったら岩手県」「今回のドラフトで富士大が岩手にあることを初めて知った」という声も。さらに花巻市にある花巻東高はドジャース・大谷翔平選手やアストロズ・菊池雄星投手を輩出しているとあって「花巻が野球の聖地になりつつあるね」などの声もあった。