結婚、出産、グラビア引退…〝日本一エロい〟と呼ばれた森咲智美が初めて語る「大きく変わった人生観」
今年の元日、西武の平沼翔太内野手との結婚を発表した森咲智美(32)は、現在1児の母として子育てをしながら、ゆっくりと芸能活動を再開させている。グラビアアイドルとして駆け抜けた数年間を振り返るとともに、初めて本人の口から結婚や出産について語ってもらった。 【画像】すごい…! 母になっても美しい森咲智美の「圧倒的な美スタイル」 ◆「天職」であるグラビアアイドルから引退 ―――まずはご結婚・ご出産、おめでとうございます! 「ありがとうございます。今年1月1日に結婚を発表させていただき、その後、元気な赤ちゃんを出産することができました! グラビアは完全に引退したのですが、今は子育てをしながら、芸能のお仕事を徐々に再スタートしているところです。ありがたいことに番組のお仕事やイベントなどにも呼んでいただけて、やる気満々です!」 ―――森咲さんは、グラビアに熱意と愛情を持っていて、「お仕事第一の人」というイメージだったんです。そんなグラビアの仕事を引退することに、迷いはありませんでしたか? 「それが不思議と、なかったんです。『グラビア・オブ・ザ・イヤー』で3連覇して殿堂入りも果たせたし、写真集もたくさん出させていただいて。『ああ、私はグラドルはやりきったんだな』という感じがしていたんですよね。 自分で自分に満足できたというか、もっとこうすればよかったみたいな、後悔の念というものがまったくなくて。自然に、仕事よりも結婚や子育てに意識が向きました。 そんな時に今の旦那さんと出会って。話をしていくうちに、『あ、この人なら絶対大丈夫』という感じがしたんです。お互いに波がある仕事ではありますが、考え方も似ていて、どんな時にも支えていける人だと思えたので、結婚を決めました。 その後プロポーズをしていただいて、妊娠して……。自分たちの口からそのことを報告したくて準備もしていたんですが、先に報道が出てしまったので、そのことがファンの方には申し訳なかったです。自分の口から何も語っていないのに、お祝いのコメントをくれるファンの方もいらっしゃいました。報道が出てからは、やはり私の強みであるSNSのフォロワーが減ってしまったりもしたのですが、それでも総フォロワー数(Instagram・X)500万人もいてくださって。この場を借りて、あの時はありがとうってお伝えしたいです」 ◆「実は楽観的」。妊娠中のひそかな楽しみとは? ―――いわゆるマタニティブルーに悩まされる……ということはありましたか? 「文字通り体を酷使する仕事をしてきたので、本当に元気な子どもを産めるのかな、という不安はありました。でもそれ以上に、楽しみな気持ちが強くて。不安で仕方がない、ということはあまりなかったんですよね。それでも不安なことがあった場合は先輩ママに、準備できること・しなくてはいけないことを聞いたりしていました。よく意外だねって言われるんですけど、もともとが楽観的な性格なんです」 ―――森咲さんが何かを後悔しているところって、見たことがないです。 「ああすれば良かった、もっと準備しておけば良かった、などお家に帰ってオフになったタイミングで後悔することはありましたが、クヨクヨしていてもしょうがないし、『次に繋げられたらもっと成長できる!』と思って寝るんです。そうすると、元気になっているタイプですね。漠然としていますが、『常に笑っていよう』と思って生きているんです。ありがたいことに夫も妊娠中、体もメンタルも気にかけてくれて、常に笑っていられました。私自身も『私が笑ってハッピーに過ごしていたら、お腹の子も笑ってハッピーに育ってくれるはず』と思って過ごしてましたね。 ―――「ハッピー」の源になっていたのは、どんなものだったんですか? 「まずは食べること! 17歳でアイドル活動を始めてからずっと、体型を維持するために食事を制限してきたので、『今しか食べられない!』と思って、しっかりご飯を食べた後、さらにケーキを食べて、背徳感を味わっていました。ここぞとばかりに食べまくりました(笑)! あとは、勉強。お仕事を中心に過ごしてきた私は、お家でなにもせずに過ごしていると、『なにかしなきゃ』と焦ってしまうんです。そんな時に、頑張れることがあるという事実が、精神安定剤になりました。 妊娠中の、時間が取れる間にいろいろ勉強しておこうと思ってスポーツ栄養プランナーの資格を取りました。今は食生活アドバイザーの資格を勉強中です」 ―――旦那さんがスポーツ選手でいらっしゃるということが、その資格を取るきっかけになったんですか? 「そうですね。遠征も多いお仕事なので毎日ではないのですが、ご飯を作る時はバランスよく。普段のご飯にプラスして、お魚料理を出すように最近意識しています。今シーズンはケガも多かったので、少しでも力になれればと思っています」 ◆子育てを始めて変わった、家族との関係 ―――出産や子育てにあたって、名古屋にいらっしゃるご家族からもサポートがあったと伺いました。 「そうなんです。私は17歳でアイドルになった時も親の許可なんてもらっていなくて。今まで自分がやりたいように、好き勝手生きてきたんです。そんな自分勝手な娘だったから、ちゃんと両親と喋らない時期もありました。でも、結婚する、子どもが産まれるというタイミングで、ようやくしっかり家族と向き合えたんですよね。 昔の自分からは想像できないんですが、出産の時、お母さんに東京の自宅に来てもらったんです。その時、初めてお母さんと約1ヵ月間がっつり一緒に過ごしました。 喧嘩もなく、ご飯も作ってくれて。乳腺炎で2週間ぐらい高熱と胸の痛みに苦しんでいたこともあったのですが、サポートしてくれました。ああ、これが家族なんだ。親って偉大だなって思った。親不孝ばかりしてきたのに味方になってくれて、本当にありがたかったんです」 ―――家族との関係は、大きな出来事がないとなかなか変えられないですよね。 「そうですね、ずっと意固地になってしまっていたんだと思います。当時の自分は、とがっていたというか、がむしゃらだったというか、とにかく自分のことで精一杯でした。ずっとひとりで突っ走っていた。 でも、旦那さんと出会って、結婚して、子どもができて、一人の人生じゃなくなったと感じた時、ああ、家族ってすごく大切なものだったんだ、と思うようになりました。人生観が変わりましたし、大きく生き方が変わるきっかけになりました」 ―――ご家族を大切にされるのはもちろんかと思いますが、これから挑戦したい仕事や、働き方はありますか。 「自分の強みは発信力だと思っているので、プロデュース系の仕事にチャレンジしてみたいですね。女性用下着のプロデュースは以前からやりたいと思っていましたが、最近は子ども服のプロデュースにも興味があります。あと、まだまだ勉強中ですが栄養や食に関する仕事もしたいし……。 あと、今まで撮ってもらってばかりだったのに、最近は自分が子どもの写真ばかり撮っているので、何か撮る仕事もできたら楽しいかな。グラビア時代に培ったスキルだったり、撮影の装飾作りだったり、試行錯誤するのが好きみたいで、ついつい子どもの写真を撮る時にも凝っちゃってます。 今後もタレントとしてバラエティやロケ番組、引き続き女優業にも貪欲にチャレンジしていきます!」 ―――前向きな目標でいっぱいですね! 「グラビアアイドルは、結婚したら終わりで、ファンがいなくなると思っていたんです。でも祝福してくれたり、『子ども元気?』って言ってもらったり、森咲智美そのものを好きだと言ってくれるファンの方たちも自分が想像していたよりもたくさんいてくださっていて。それがすごく希望だし、そういう方たちのためにも頑張っていかないとなと思えます。すると自然に、まだまだできる! もっとやりたいことがある! って、前向きになれるんです」 Morisaki Tomomi 32歳 愛知県出身。名古屋のアイドルグループ・OS☆Uの1期生として芸能活動をスタート。その後、グラビア界に転身。キネマ旬報社主催の『グラビア・オブ・ザ・イヤー』で3年連続グランプリに選出され、殿堂入りを果たす。’24年1月1日、結婚を発表した。
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