原子力安全文化の日 中国電力「安全最優先」を確認 島根2号機再稼働に向け誓い新た(島根)
山陰中央テレビ
松江市の島根原子力発電所で2010年に発覚した点検漏れの不祥事を教訓に、再発防止などを誓う中国電力の式典が今年も3日に行われ、出席した社長や社員が安全への誓いを新たにしました。 島根原発を見下ろす松江市の島根原子力館で行われた「原子力安全文化の日」の式典には、中川賢剛社長やグループ会社を含む社員など約30人が出席、「誓いの鐘」を打ち、「安全最優先」の大切さをあらためて確認しました。 中国電力・中川賢剛社長: このほど見直す原子力安全文化醸成方針のもとで活動を実施するとともに、今後も原子力安全文化のさらなる高みをめざしてまいります。 中国電力は、島根原発で2010年に発覚した500を超える機器の点検漏れの不祥事を風化させないため、国に最終報告書を提出した6月3日を「原子力安全文化の日」と定め、毎年式典を行って再発防止と安全文化の大切さを確認しています。 中国電力・中川賢剛社長: 地域の皆様に安心していただける原子力発電所をめざしまして、引き続き安全文化の醸成活動に努めてまいりたいと考えております。 中国電力は、12月に予定している島根原発2号機の再稼働に向けて、安全最優先で安全対策工事などの準備を進めたいとしています。
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